丸の内朝大学企画委員会は、大手町・丸の内・有楽町地区(以下、大丸有地区)の既存施設をキャンパスとした地区内就業者・来街者らに向けた市民大学「丸の内朝大学」の通算5期目となる2010年夏学期を開講します。
7月12日(月)より9月下旬まで開講される夏学期は、各クラスの主催者の協力のもと、8学部16クラスを設置し平日午前7:30~8:30の時間帯に、各講座全6~10回、新丸ビル10階の大丸有地区の環境戦略拠点「エコッツェリア」、新丸ビル9Fコンファレンススクエア及び新東京ビルの「丸の内カフェ」など全8会場で授業が行われます。
夏学期では好評の「環境学部」「食学部」「心体学部」「コミュニケーション学部」「旅学部」などを引き続き開講するとともに、新たに「伝統学部」を設置。「祭クラス」「能クラス」を開講します。また環境学部には「パートナーシップワークショップクラス」、コミュニケーション学部には「ピクニックプロデューサークラス」を新設。「ピクニックプロデューサークラス」は2009年夏の環境ソーシャルプロデューサークラスのワークショップから生まれた「東京キャンプ」プロジェクトの参加者らによって企画、運営されます。このように受講生が授業をつくり、活躍の場をさらに拡げるモデルも丸の内朝大学の新たな取り組みとして進めていきます。
また、上級編である「地域プロデューサークラス」は好評につき、春学期に続いて開講。このクラスでは「都市生活者の視点」を持った受講生らが、各地域と協力して地域プロデュースを行っています。このように、丸の内朝大学では引き続き、「丸の内で」「朝に」しか得られない内容をさらに深め、「職場」「家庭」に加えて第3の活動の場としての機能を強化していきます。
2006年に始まった大丸有地区の都市型の朝のライフスタイル提案イベント「朝EXPO in Marunouchi」が、2009年に毎朝授業を行う市民講座として発展したものです。毎回5日間限定だった「朝EXPO in Marunouchi」には、参加者や地区内企業から「毎日続けたい」という多くの声を頂いてきました。その声に応えるために、「丸の内朝大学」では、大丸有地区全体をキャンパスとし、連続して学べる授業を、「丸の内で」「朝に」学ぶ意義があるようなプログラムとなるように設計しています。
環境先進都市を目指す丸の内として、朝型のライフスタイルへの変革を、オフピーク通勤による省エネルギー化、Co2排出量低減に繋がることなど、環境にやさしい生活意識の醸成の糸口と捉えて活動しています。2010年も引き続き街全体で朝の時間をデザインしていき、さらには丸の内朝大学のステークホルダーが街へ参加していくことにより、街の変化を促していきます。
※「丸の内朝大学」は学校教育法上の「大学」ではなく、一般社団法人などによって運営される地域活性を目的とした市民大学です。