丸の内朝大学企画委員会は、大手町・丸の内・有楽町地区(以下、大丸有地区)の既存施設をキャンパスとした地区内就業者・来街者らに向けた市民大学「丸の内朝大学」の2012年秋学期を10月9日(火)より12月中旬まで開講します。
2009年の開校から通算12期目となる今期は、過去最多となる8学部30クラスを設置。新丸ビル10Fの「エコッツェリア」、新事業創造支援拠点「日本創生ビレッジ 東京21cクラブ」など大丸有エリアのキャンパス全14会場で3カ月にわたり授業を行います。今期はキャンパス内の提携店舗も過去最多となり、15店舗の「学食」と3店舗の「保健体育室」で、受講生のキャンパスライフを応援します。
今期、過去最多の30クラスを開講する朝大学の中でも、特に充実をはかるのが心体学部です。心的、身体的な健康を扱う心体学部はこれまでも、うつ病の予防に効果的といわれる"発声"にフォーカスした「ヴォイスメソッドクラス」、スポーツクラブのティップネス提供によるクラスほか、ヨガやトライアスロンなど多様なテーマでクラスを提供してきました。今期はさらに3クラスを新規開講し、ビジネスパーソンの健康を支えます。「タニタとつくる健康の習慣クラス」は、各メディアで話題の丸の内タニタ食堂がキャンパス。女性限定の「美活・妊活クラス」は働く女性のデリケートなカラダの悩みを解決します。パーソナルトレーニングを行うR-body projectによる「カラダコミュニケーションクラス」では、医科学的根拠に基づいたメソッドで、自分の体をチェックし、機能を高めます。
健康の問題は、生活習慣や医療アクセスに関係し、個人が意識して取り組むことが基本です。一方で、個人だけの問題ではなく、付き合う人、属しているコミュニティの影響も無視できず、共通意識の発生が健康を左右するという研究結果もあります。ビジネスの最前線である丸の内は、健康に意識的になる世代が多く働くまち。健康をテーマにしたクラスで人と人がつながり、課題を共有することで、心身ともに健康な人が増え、集うまちが元気になります。個人の健康増進はもちろん、健康を軸としたまちづくりの可能性も受講生とともに考えていきます。
朝大学の学びの場は丸の内にとどまりません。全国各地の自治体と協力して開講している「地域プロデューサークラス」では2011年春・夏に続き、テーマ地域を三重に設定。週末のフィールドワークとして現地に赴き、地域の課題解決に取り組みます。また初の海外開講となる「ポートランド朝大学クラス」では、バランスのとれた都市デザインが世界中から注目される米国オレゴン州・ポートランドでコミュニティについて考えます。
丸の内の"文化"を持った受講生が各地域によい影響を及ぼし、受講生は現地を肌で感じて得た気づきを丸の内に持ち帰り還元する。朝大学を中心に丸の内と各地がつながり、ともに好影響が出る場づくりに積極的に取り組みます。
開講期間:2012年10月9日~12月中旬/会場:新丸ビル他 大手町,丸の内,有楽町地区全14会場
受講生募集:2012年9月13日~ 先着順で募集締切/主催:丸の内朝大学企画委員会