大手町・丸の内・有楽町地区の環境戦略拠点
「エコッツェリア」の次世代実証オフィス
「LED知的照明システム」「輻射空調システム」
複合技術開発事業

内閣府「第10回 産学官連携功労者表彰」環境大臣賞を受賞

三菱地所株式会社は、大手町・丸の内・有楽町地区の環境戦略拠点「エコッツェリア」内の「次世代低炭素型技術実証オフィス」における技術開発で、 内閣府による「第10回産学官連携功労者表彰」における環境大臣賞を受賞しました。（2012年8月30日内閣府プレスリリースにて受賞者発表）
「次世代低炭素型技術実証オフィス」では、「LED知的照明システム」と「輻射空調システム」を世界で初めて複合導入し、２年度にわたり実用普及化へ向けた実証実験を同志社大学・千葉大学と共同で行い、環境省より「地球温暖化対策技術開発事業（競争的資金）補助事業」の認定を受けて取り組みました。その結果、32％以上の大幅な低炭素化および消費電力削減を実現したことが高い評価につながりました。

【受賞概要】

• 賞名：内閣府　第10回産学官連携功労者表彰「環境大臣賞」
• 授与者名：環境大臣
• 事業名称： 「知的照明および輻射空調システム等を統合的に活用した低炭素型オフィス設備の最適化制御に関する技術開発」
  ※環境省　地球温暖化対策技術開発事業（競争的資金)補助事業
• 受賞者名：三菱地所株式会社　都市計画事業室長 細包憲志〔オフィスイノベーション〕
  同志社大学大学院工学研究科　教授三木光範　〔知的照明システム〕
  千葉大学大学院工学研究科　教授 川瀬貴晴　〔統合システム評価〕

受賞者名後の〔　〕は各者の担当分野

【授賞にあたっての行政評価】

オフィスにおいて、個々の仕事環境に合わせた照明の最適化制御と、ムラの無い輻射空調システムとの連携により、利用者に我慢を強いずに、32％以上の大幅な低炭素化を実現。技術開発の成果は、現在新築中である当社の環境モデルビル開発「（仮称）茅場町計画」において、実用製品化の段階に高められており、今後、大規模ビルへの導入展開を視野に検討を進めます。

▶「産学官連携功労者表彰」とは

◎大学、公的研究機関、企業等の産学官連携活動において大きな成果を収め、また先導的な取り組みを行うなど、産学官連携の推進に多大な貢献をした優れた成功事例に関し、その功績を称えることにより、我が国の産学官連携の更なる進展に寄与することを目的とする。（2003年度以来、本年で10回目）
◎賞は、内閣総理大臣賞、8つの大臣賞、日本経済団体連合会会長賞、日本学術会議会長賞の計11分野。

※実証実験オフィスご見学には予約が必要となります。事前にエコッツェリア協会・コンシェルジュへご連絡ください。(エコッツェリア協会：03-6266-9400)

実証オフィス表彰リリース.pdf