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夏休み!エコキッズ探検隊2009 知られざる天気予報の現場を大公開!気象庁見学ツアーとエコ実験

大丸有地区では現在、「夏休み![[エコキッズ探検隊]]2009」を開催中。夏休みを利用して、子供たちに工作や食など、さまざまなテーマのワークショップを体験してもらおうというプロジェクトです。

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今日はエコキッズ探検体ツアー「環境を感じるエコ実験 天気予報の現場も見学します presented by 気象庁」の潜入レポートをお届けします!

まずは全国予報中枢室へ。たくさんのディスプレイに様々な種類の天気図が並んでいます。ここには世界中から気象データが集められ、24時間体制で気象を観察しています。夜は交代で1時間ずつ仮眠をとるのだそうです。

集められたデータはスーパーコンピュータを使った数値予報で予測。各地域担当の予報官が山や海への影響を考えて全国へ発信しています。まさにここは気象情報の中枢ですね!

次に訪れたのは、地下のCO2メタン較正室。ガスボンベや計器がズラリと並んでいます。この部屋は、最近危険なガスボンベを移動させたことで、ようやく子供たちも入れる場所になったそう。貴重な体験ですね!子供たちは気圧と天気の関係についての、少し難しいレクチャーにも熱心に耳を傾けていました。

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講堂に場所を移すと、次は実験の時間です。温室効果ガスのCO2を、毎日大量に吸収してくれている海を体感する実験です。

CO2に青く反応する溶剤を溶かした海水を入れたペットボトルに、CO2を入れてよく振ると・・・。なんと水の色が変わってペットボトルがこんなに小さくなりました!(写真左のペットボトルがbefore、右がafter)海水はこんなにCO2を吸収してくれているんですね。

news090804_03.JPG「1日に地球上で排出されるCO2は34億kg。小学生約1億人の体重に匹敵する量です。CO2はお布団のように地球を温かくまもってくれています。しかしいくらいいお布団でも、たくさん掛けすぎると熱くて脱ぎたくなってしまいますよね。海はそんなお布団の押し入れになってくれているんです。」

なるほど。私たちの快適な暮らしは、森や海にまもられて成り立っていることが、よくわかります。

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「なかなか入れない場所に入れてワクワクした。実験をするは初めてで、面白かった」(みなみちゃん 4年生)など、子供たちにも大好評。(写真は、みなみちゃんと、気象庁のゆるキャラ「はれるん」)

中には、「お家で水を出しっぱなしにしたり、エアコンの温度を下げすぎたりしていると、ぼくが注意するんだ」(ゆうまくん 4年生)なんて参加者も!

このイベントをきっかけに、天気や科学や環境にもっと興味をもってくれると、お姉さんはうれしいぞ。こんな子供たちにより良い環境を託せるように、オトナもがんばらなきゃいけませんね!