軽井沢や浅間高原を擁し、日本有数の観光エリアとして知られる浅間山麓地域。そのほぼ中心に位置する長野県小諸市にスポットを当てた「浅間山麓検定 小諸編」が、2月7日に小諸市ほかで開催されます。
年配の方だと、「小諸なる古城のほとり」から始まる島崎藤村の詩でご存知の方も多いかも。リンゴやソバでも有名ですね。最近では、坂本龍一さんとルイ・ヴィトンによる森林再生プロジェクトによる「ルイ・ヴィトンの森」がニュースで話題になりました。
この検定を主催するのは「浅間山麓地域と東京駅周辺のコラボレーションによる元気アップ事業実行委員会」(写真)。小諸市と東京駅とは新幹線を使うと2時間弱の距離です。それにしても、どうして浅間山麓と東京駅周辺、すなわち大丸有が手を組むことになったのでしょうか?
実は、浅間山麓地域と大丸有エリアのコラボレーションにはすでに20年にもわたって続いています。地方が抱える地域産業の活性化やコミュニティの維持の問題、そして都市が抱える防災対策や自然とのふれあいといった課題を、地方と都市がお互いに元気になるように協力し合い解決するのがコラボレーションの目的です。
コラボレーションの成果は、東京駅周辺のビジネスパーソンが小諸市周辺の森の整備を行うグリーンツーリズムの拠点「東京・丸の内地球環境の森」(2009年1月~)や、相互防災応援などを通じた人的交流として実を結んでいます。コラボレーションより生まれた「浅間山麓検定 小諸編」は、大丸有につながる人々に小諸市をより身近に感じてもらうための新しい試みです。
「浅間山麓検定 小諸編」は、小諸市に関心を持っていただける人であれば誰でも受験することができます。小諸市にまつわる歴史・文化・観光など5分野から4択形式で100問が出題され、70問正解で3級、80問正解で2級、90問正解で1級に認定されます。
検定公式テキスト「小諸本」(写真)は予想問題100問が掲載。クレヨンイラストによる装丁もおしゃれで、小諸市のガイドブックとしても使えるスグレモノ。市の観光案内所にて配布される他、受験を申し込んだ方には1冊贈呈されます。試験は2月7日(日曜日)に小諸市内で開催されるほか、東京会場も設置される予定だとか。受験料は2,000円です。
ちなみに出題される問題はこんな感じです。これならあなたもわかるかな?
(公式テキスト「小諸本」より)
いかがですか? 旅情に誘われた人、検定好きな人、浅間山麓エリア出身のあなた、さっそく申し込んでみては。