JR東日本が実施する、2010年からの2年間で16種約1万7000本の木を植える「信濃川ふるさとの森づくり」プロジェクト。土地本来の木を植えて森を再生するこの活動に、大丸有のエリア版エコポイント制度「エコ結び」が、プロジェクトをサポートするポイント還元メニュー「エコ結びの森」で参加を開始しました。
6月26日には「信濃川ふるさとの森づくり」植樹ツアーに、抽選で10組20名の優待を実施。今回はツアー参加者による体験レポートをお届けします。
日本でいちばん長い川、ご存じですか? そう、信濃川です。この信濃川の上流エリアにあたる、新潟県津南町で、JR東日本が行っている「信濃川ふるさとの森づくり」に参加してきました。
土曜日の朝、早起きして、東京駅へ向かいます。エコ結び会員のうち、抽選で当選した23人の方々が集まっています。私も参加者のみなさんと一緒に、7時26分発の上越新幹線に乗り込みます。
エコ結びの関係者では、運営主体である「大丸有エコポイント実行委員会」から、委員長の東京都市大学 教授 小林 重敬さん、副委員長の三菱地所 常務取締役 合場 直人さんなども参加されました。
9時前には越後湯沢駅に到着し、そこからバスにて現地へ向かいます。走ること約1時間、植樹会場となるニューグリーンピア津南に到着しました。
現地には、エコ結び会員の方だけでなく、JR東日本主催のツアー参加者の方々、そして、JR東日本グループの社員の方々もいらしており、総勢1,000人以上が集まって1万7000本の木を植えることになりました。
主催者側から、JR東日本 副社長 冨田 哲郎さんの挨拶の後、横浜国立大学 名誉教授 宮脇 昭さんが、植樹のプロとして植生や植樹のレクチャーをしてくださいました。
植え方の簡単な説明の後、宮脇さんは「どんな種類の苗木を植えたのか、少し覚えて帰ってほしい」と、苗を持ちながら、「ブナ!」「ミズナラ!」「シナノキ!」などと参加者と一緒に声を出し繰り返して、苗木の名前を覚えられるように指導されました。また、宮脇さんは、冨田副社長らにも「これは知ってるよね?」などと試すように尋ねる場面もありましたが、さすがは2004年から森の再生活動をしてきたJR東日本の役員! ほとんど間違えずに答えられていました。
* 今回植えた樹種...16種
ミズナラ、コナラ、カツラ、ケヤキ、ホオノキ、ヤマザクラ、トチノキ、シナノキ、センノキ、クリ、ブナ、ヤマボウシ、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、ユズリハ、ヒメアオキ
16種類のうち、ブナは、「エコ結び基金」から提供したそうですよ。
宮脇さんのレクチャーの後は、グループごとに担当エリアに散らばります。私たちは道路にほど近い場所をわりあてられました。
植え方はこんな感じ。まず苗木の根を水で湿らせます。そしてこの根の長さの1.5倍程度の深さの穴を掘り、そこに苗木を差し入れます。全体に土をかけたら、堆肥をたっぷりかけて、できあがりです。
1グループで1,000本近い苗木を、1時間かけて植えていきます。標高も約600メートルあり涼しいかなと思ったのですが、意外に蒸していたせいか、作業が終わったあとには、汗もしっかりかいている状態でした。
植樹が終わったら移動して昼食です。参加者には「ふるさとの森づくり記念弁当」が配られ、さらに近くで、近隣の方々による出店もあって、私は、こんにゃく、煮卵、そしてなめこ汁をいただきました。
腹ごしらえが終わったら、いよいよ楽しみにしていた温泉です。ニューグリーンピア津南の中にある、展望風呂に向かいます。冬場はスキー場にもなる津南の山並みを見ながら足を伸ばしての入浴で、植樹作業の疲れもふっとびます。
都会で暮らしていると、ふだんは土や木に触る機会などほとんどありませんが、今回の植樹では、土をいじる楽しさを体感できました。植えた木は森となり、酸素をつくり、水を蓄えてくれます。自分たちが使う空気や水を、森をつくることで、作り出す側に回る。植樹作業とはそんな機会なのかもしれません。
エコ結びなら、実際に森づくりに参加できなくても、貯まったポイントは森づくりの苗木に提供することもできちゃいます。ふだんの暮らしで森づくり。あなたも、エコ結びでチャレンジしてみませんか?エコ結びでは、今後も継続的にポイント還元メニューが充実していく予定ですよ。