できるだけエコなタクシーに乗りたいけど、来るまで待つわけにも、選んで乗るわけにもいかない......そんな方に朗報です!
タクシー業界ではこれまで、運行の効率化(GPSを導入した配車システムなど)、エコドライブの実施(アイドリングストップの徹底など)、車両の燃費改善など、さまざまな環境対策に取り組んできました。
このうち車両の燃費改善として期待されるのが、低公害車いわゆるエコなタクシーの普及。もっと利用者にアピールし、利用しやすい環境を整えたいと、低公害車専用タクシー乗り場設置検討会(東京乗用旅客自動車協会、東京都個人タクシー協会、 東京ハイタク協議会、関東運輸局、東京運輸支局、東京タクシーセンター)では、タクシー事業者団体と連携を図って、エコなタクシー乗り場の設置を2010年より検討してきた結果、この10月3日より、新丸ビル前タクシー乗り場をエコなタクシー乗り場として運用することになりました。
大丸有の環境対策への地域としての積極的な取り組みのほか、電気自動車用の充電設備のインフラが他地区と比べて充実している点が評価されてのことです。
このタクシー乗り場に入構可能となるのは、電気自動車とハイブリッド自動車(モーターとエンジン(LPG含む)を有する自動車)。なかなか外見だけで判断するのは難しいですが、ステッカーが目印となります。
タクシー乗り場の待合スペースの屋根には太陽光パネルがあって、タクシーは待ち時間に充電、乗り場案内のポールにはここから利用されたタクシーによるCO2削減量が表示されている――そんな風景も、遠い未来の話ではないかもしれません。10月3日はスマートシティへの大きな一歩となりそうです。