エドワード・バーン=ジョーンズは、19世紀後半、後期ヴィクトリア朝のイギリスを代表する画家。装飾性と象徴性をあわせもつ独自の様式を確立、象徴主義絵画の先駆けとなりました。"近代デザインの創始者"とされるウィリアム・モリスと公私ともに親しく、1861年にはアーツ・アンド・クラフツ運動の起点となる共同事業を創始したことから、これまでモリス商会との関わりで注目されることが多く、画家としての全体像は十分には把握されてきませんでした。
今回の展覧会は、そのバーン=ジョーンズの全貌に迫る日本初の個展です。ランカスター大学ラスキン図書館・研究所長スティーヴン・ワイルドマン氏を監修者に迎え、世界屈指のコレクションを収蔵するバーミンガム美術館の協力を得て、油彩画、水彩画、素描、貴重書、タペストリなど、国内外から厳選した約80点を、聖書・神話・物語のテーマごとに展覧。「聖ゲオルギウス」「クピドとプシュケ」「ピグマリオン」「ペルセウス」「いばら姫」など代表的な連作も一挙に公開されます。
日本でも馴染みのあるテーマも多いので、ご家族皆さんで楽しめる内容になっているのではないでしょうか。展覧会期中、保護者同伴の中学生以下のお子様が無料となる家族割引もあります。(保護者1人にお子様2人迄)
19世紀後半のイギリス建築様式を用いた三菱一号館美術館で、同時代のイギリスを代表する画家の作品を鑑賞する。この夏ロンドンオリンピックで注目されるイギリス。その趣に、丸の内でどっぷり浸ってみてはいかがでしょう?
三菱一号館美術館
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19世紀後半のイギリス美術を代表する画家エドワード・バーン=ジョーンズ。日本初公開の作品を含め、物語・神話・聖書の世界をエピソードごとに紹介します。
(写真右は、なんともブリティッシュな雰囲気が印象的な丸の内エリアで掲示されているポスター。「どこで撮ったの?」などの質問も多いようです)