丸の内のスターシェフのランチが1,000円で食べられるとあって、毎回期間中には会場となる丸の内カフェease(丸ビル)前に大行列が出来てしまう、旬のシェフズランチ。今回は「五感」の一つである「味覚」を鍛える"大人の味覚レッスン"をテーマに、新たな挑戦としてスイーツで取り組みます。
和食、中華、イタリアン、フレンチからそれぞれ5人のスターシェフが"甘味、酸味、塩味、苦味、うま味"の「五味」をテーマにオリジナルスイーツをプロデュース、個性あふれる沖縄の食材にフィーチャーして「五味」を1プレートにて表現します。その中身はといいますと......
しっかり熟した沖縄産エコトマト。そのトマトのジューシーなうま味をとらえたソースにはハチミツのほのかな甘みとメープルヴィネガーの優しい酸味がミックス。口の中で"うま味"がこだまする新感覚のデザートです。食感のアクセントにトマトの皮のフライを添えて。
mikuni MARUNOUCHI
久米島の紅いもでアレンジしたフランス伝統菓子、サブレ・ディアマン。ほっくりした紫いもの甘みに沖縄の塩の結晶のアクセント。3日間かけて水分を抜きながら砂糖を結晶化(クリスタリゼ)させた海ぶどうは小さな宝石のような輝き。サブレと交互に食べて"あまい""しょっぱい"を行ったり来たり... 。パープルとグリーンの色のコントラストもひときわ目を引きます。
ル・シズィエム・サンス・ドゥ・オエノン
沖縄産小豆と寒天の特徴を生かしたボロボロっとユニークな食感の羊羹。その上に石垣島のフレッシュなパイナップルと自家製白玉だんご、さらに抹茶クリームをトッピングして、豊饒のシンボル「宝船」に見立てています。パイナップルの酸味、いろいろな食感のハーモニー、こっくりとした黒糖の"あまみ"が同時に楽しめる和スイーツです。隠し味は石垣島の長胡椒。ピリッとした刺激もプラス。
分とく山
西表島の黒砂糖にコーヒーパウダーとリコリス、二つの"にがみ"の要素を加えて島にんじんをコンポートに。ビターチョコレートでくるみ、カカオパウダーをまぶしたトリュフ・ショコラです。サトウキビの芯のスティックにはほんのり甘みも感じられます。
アンティカ・オステリア・デル・ポンテ
甘〜い完熟フルーツパパイヤ「石垣サンゴ」に、梅の泡盛漬けのソースで酸味をトッピング。さらに沖縄で旬を迎えた生ナツメのコンポートとクコの実を添えました。辛みをマイルドにしたり、甘みを引き締める酸味の使い方は中華料理のテクニック。ただ"すっぱい"だけでなく、"あまじょっぱい"梅の香りがデザート全体をまとめます。
5人のスターシェフのオリジナルスイーツが1プレートで、しかも1,000円でいただけてしまうなんて、並んででも食べる価値ありですね。期間は、明日2月8日(金)から2月21日(木)まで。別売りとなりますが、ステファノ・ダル・モーロシェフ直伝のレシピで作るスパイシーなホットワインもあるそうですよ!暖かい格好でぜひお出かけを。