山梨のおばあちゃんは「さぁ、どうぞ召し上がれ」ではなく、「さぁさ、おあんなって」と言うのだそう。そんな温かいおもてなしの言葉が聞こえてくるようなイベント『おあんなって!山梨』が、丸の内ハウスで開催中!丸の内ハウスの9店舗が、山梨のとびきり美味しい食材を使用した特別メニューを展開しています。
山梨といえば、ぶどう、桃、ほうとう、甲州ワイン‥‥etc. ほかに何を思い浮かべますか? 知られていない食材が、じつはまだまだたくさんあるのです。
「山梨には、昔から有機栽培に勤しんでいる生産者が多くいます。今回は、生のまま食べても美味しい野菜やお肉をたくさん紹介してもらいました。嬉しい出会いや意外な発見が多くあったので、このイベントが終わったあとも山梨の食材がメニューに登場しそうですね」
(蒸し料理レストラン musmus 藤井毅さん)
『おあんなって!山梨』に際しては、現地視察ツアーを実施。各店の料理人が、直接生産者と触れ合い試食して「これだ!」と思ったものからメニューを考案したそう。例えば、甲州地鶏、甲州信玄豚、生食できる貴重な名水虹鱒、鹿肉、ソルダム(すもも)、富士高原キャベツ、クレソン、とうもろこし、きのこ類、ゆば、花豆、枯露柿(ころがき)などなど。良質な水と肥沃な大地、そして温暖差のある気候が生み出す豊かな食材が、生産者の想いまで伝わるような熱のこもったオリジナルメニューになっています。
今回は、丸の内ハウスの9店舗の中から、蒸し料理を中心とした野菜中心の家庭料理がいただける『musmus』に、特別メニュー「甲州地どりのパエリア風土鍋ごはん」のレシピを伺ってみました。土鍋ごはんという和の料理を、洋風アレンジで堪能してみましょう。
鶏がらスープ 1カップ(200cc)
米 米カップ2
黒米 少々(あれば)
鶏もも肉(甲州地鶏) 120g
なす 1/2個
ピーマン 1/2個
きのこ3種類(エリンギ・平茸・舞茸など好みで。石づきは除く) 各1/2個
にんにくのみじん切り 1かけ分
ドライトマト 中1個
バター 5g
オリーブオイル 少々
塩 5g
黒こしょう 少々
バジル 少々(万能ねぎでも)
A(下味用)
白ワイン 大さじ1
みりん 小さじ2
醤油 大さじ1
(1) 鶏肉は一口大にカットし、塩、こしょう各少々(各材料表外)をしておく。
(2) フライパンにオリーブオイルをひき、鶏肉を炒め、軽く焦げ目がついたら、食べやすい大きさに切ったなす、ピーマン、きのこを加えて炒め、Aで味つけする。
(3) 別のフライパンにオリーブオイルをひき、米、黒米、にんにくを、米が透明になるまで軽く炒める。
(4) 土鍋に (3) と (2) を入れて、鶏がらスープを加える。
(5) 塩を加え、一口大に切ったドライトマト、バターを加え、フタをして強火で加熱する。沸騰したら弱火にして8分。炊き上がったら10分蒸らす。
(6) 仕上げに黒こしょうをふり、バジルを添えてでき上がり。
注1:鶏がらスープは、鶏の首から胴体にかけての部位からとります
注2:ドライトマトは80℃のオーブンで8時間かけて作ります。自宅でつくる際は、200℃のオーブンで40分でもできます
(以上の注意事項は、店舗のレシピです)
『musmus』では、「甲州地どりのパエリア風土鍋ごはん」用に鶏がらスープやドライトマトを、時間をかけて一から手づくりしているほか、『空と土プロジェクト*』で大丸有エリアの就業者が山梨県北杜市の限界集落を開墾し、育て、収穫した米を使用しているそう。こだわりがつまったお店の味もぜひ味わっておきたいですね!
*豊かな自然を守るため三菱地所グループが山梨で活動しているNPO法人「えがおつなげて」と連携し、行なっているプロジェクト
空と土プロジェクト
『おあんなって!山梨』は9月28日(火)まで、丸の内ハウスにて開催。各店が競う山梨の味覚発見の旅に出かけてみませんか?
期間:9/16(木)〜28(火)
平日:11:00〜翌4:00
日曜・祝日・連休最終日:11:00 - 23:00
場所:丸の内ハウス各店(自由が丘グリル/SO TIRED/沢村/HENRY GOOD SEVEN/ソバキチ/RIGOLETTO WINE AND BAR/musmus/来夢来人/ROCK AROUND THE CLOCK)
丸の内ハウス
おあんなって!山梨
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング7F 丸の内ハウス
TEL:03-5218-5200
(営業時間)平日11:00~28:00 日祝11:00~23:00
「甲州地どりのパエリア風土鍋ごはん」
「山梨がつまったmusmus風ビーフポトフ」
「胡麻豆腐のゆば包み揚げ」
「花豆の洋風煮」