このクルマは、2009年9月に三菱地所グループが導入したアイミーブ3台のうちの1台だとか。4月5日より8日までの3日間展示され、遠目から見ると、さながらクルマの展示場のような印象。自動車の横には値段やスペックの代わりに、「低炭素社会に向けた丸の内の取り組み」というパネルが掲示されて、電気自動車やシャトルバス、環境イベントやエコッツェリア等、大丸有エリアの環境の取り組みが紹介されました。
電気自動車は、走るためには充電が必要。
そこで大丸有エリアでは、充電器の設置が進められています。急速充電器は、新丸ビルのほか、丸の内パークビル、日本ビルの地下駐車場と、鍛冶橋駐車場に。一般の充電器(普通充電器...100V、倍速充電器...200V)は、新大手町ビル、郵船ビル、三菱ビル、国際ビル、東京国際フォーラム、そして東京交通会館にあります。
広がる緑の上に展開するビルのシルエットが描かれた側面のラインは、実はクルマの充電口につながっています。電気を通じて、まちとクルマが強く結びついているイメージが浮かんできますね。ここに展示されている以外の2台は、いまどの辺を走っているのでしょうか。ぜひ探してみたいですね。
三菱地所ニュースリリース「三菱地所グループが電気自動車を3台導入~役員車他~」(PDF)
同じi-MiEVで、緑を基調とした別のデザインで大丸有エリアを走っているのが、「ゼロタクシー」。東京初の電気自動車タクシーとして、株式会社日の丸リムジンが、今年3月より運行を始めました。もう乗った人もきっといるはず! この「丸の内地球環境新聞」でも、乗車レビューを取り上げていきます。
昨年秋には、この大丸有でコミュニティサイクルや環境交通の社会実験が行われました。電気自動車の時代は、近未来ではなく、もう始まっているんですね。このまちのあちこち、日本のあちこちに、電気自動車が走っている光景を想像するだけで、わくわくしてきます。