地球環境大賞は、1992年に「産業の発展と地球環境との共生」をめざし、産業界を対象とする顕彰制度として、財団法人世界自然保護基金(WWF)ジャパン(名誉総裁・秋篠宮殿下)の特別協力を得て、創設された顕彰制度。第19回 地球環境大賞には、113件の応募の中から11の企業・団体が、各賞に選ばれました。
「環境問題の解決に向けた各社のさまざまな活動は年々深化しており、その取り組みにも幅が出てきた。CO2削減については応募企業の多くが絶対量削減目標を持つようになり、生物多様性の保全などにも積極的に取り組む様子が伺えた。」
エコッツェリア協会は、「未来へつなぐ まちづくり」をテーマとした「大丸有環境ビジョン」に基づき、最新の環境技術の実証実験オフィス設置、「丸の内朝大学」などの環境啓発、エリア版エコポイント「エコ結び」の企画や企業間コミュニティ育成、エリア版「環境ポータルサイト」運営などの、ユニークな取り組みが評価され、環境地域貢献賞を受賞しました。
* 写真右:エコッツェリア協会理事長 伊藤滋
今回、大賞に輝いたのは川崎重工業株式会社。自社開発の大容量・高出力ニッケル水素電池「ギガセル」を搭載した低床電池駆動の路面電車「SWIMO」を開発。環境に配慮した都市交通実現への取り組みなどが高く評価されての受賞となりました。
地域内での交通社会実験、水素バスによるコミュニティバスや電気自動車タクシーの導入など、環境配慮型の都市交通に取り組んでいる大丸有でも、参考にさせていただきたいところです。
川崎重工株式会社:「低床電池駆動路面 電車(LRV)「SWIMO」の開発に向けた電池駆動路面電車走行試験に成功」
21世紀の世界をよりよいものにしていくために、私たちが考えていかなければならないテーマ「産業の発展と地球環境との共生」。大丸有は、多くのステークホルダーを抱えるコミュニティとして、日本の首都でありビジネスの中心・東京という地域として、今後もこのテーマに取り組んでいきます。