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今年の夏も大盛況!打ち水プロジェクト&エコキッズ探検隊の報告会

news100731_02.jpg行幸通り浴衣de打ち水の様子

今年も大丸有エリアの夏の恒例行事として行われた「打ち水プロジェクト」と「エコキッズ探検隊」。昨年よりも規模を拡大して開催されたこの2つのイベントの報告会が9月29日(水)に行われました。今年の打ち水は効果があったのか?子どもたちには楽しんでもらえたのか?気になるレポートをお届けします。

大手町・丸の内・有楽町 打ち水プロジェクト2010

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"カルガモ"打ち水に参加した日本経済新聞社のみなさん

今年の打ち水プロジェクトはメイン会場が丸の内仲通りから2010年4月に竣工した行幸通りへと移動し、7月30日に「行幸通り浴衣de打ち水」が行われました。今年から、JR東日本の協力も得て東京駅の駅長さんも参加、駅とまちをつなぐという方向性を打ち出すことができました。

8月2日の「有楽町打ち水」では最新の浴衣ファッションの紹介なども行われ、道行く人が足を止めて盛り上がりを見せました。

三井物産本社前カルガモ池広場で例年行われている「"カルガモ"打ち水」では、今年から日本経済新聞社のみなさんも参加。来年以降さらに参加企業を増やしていこうという計画です。

打ち水イベントは5会場で行われ、イベントへの参加者数は2,800人、参加団体数は86社/団体となり、この打ち水プロジェクトが大丸有地区の人々や企業に徐々に浸透していることがわかります。また、昼間の打ち水では1.5℃から2℃もの温度変化がみられ、実際に体感温度も下がって、打ち水の効果が実感できました。

また、打ち水は継続的にやってこそ効果の上がるものという観点から、丸の内仲通りの路面店の各店舗に桶と柄杓(ひしゃく)を配布し、店舗の方々に自主的に打ち水をしていただきました。

今年はメディアへの露出が例年より多く、首都圏の新聞のみならず、宮崎日日新聞、富山新聞といった地方紙でも取り上げられました。例年にない猛暑の影響もあったと思いますが、エコに対する意識の高まりが感じられました。

また、株式会社ウェザーニューズの協力により、7月23日~8月23日の間に実際に各所で打ち水を行った会員からレポートをしていただきました。今回はその結果も発表!

それによると、打ち水で涼しくなった気温は、平均1.2℃で、最も打ち水の効果が高かった時刻は20時だそうです。夕方に行うと効果的というのが一般的ですが、今年は例年にもまして暑かったせいか、夜のほうがより効果が上がったのかもしれませんね。打ち水後には85%が涼しくなった/涼しい気分になったと回答しており、約5人に1人が打ち水後エアコンを止めたとのこと。打ち水は本当に効果があることをみなさん実感したようです。

エコキッズ探検隊2010

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エコキッズ探検隊 presented by 無印良品 じぶんでつくる紙管こどもイス

今年のエコキッズ探検隊は全20プログラム、昨年の17プログラムよりさらに増え、バリエーションに富んだ様々なプログラムで子どもたちの笑顔がはじけました。プログラムの総参加人数も989名で昨年の941名から増加し、人気のプログラムは予約開始からすぐにいっぱいになってしまうなど、着実に子供たちとその保護者に浸透してきているようです。

今回の報告会では、このエコキッズ探検隊の各プログラムを実施した企業が多く参加しており、その方々から様々な声を聞くこともできました。その多くは子どもたちのために何かをして、同時にこのような場で同じ地域の企業とつながっていきたいというものでした。エコキッズ探検隊は子どもたちにとっての新たな興味の探索の場であると同時に、参加する企業にとっても新たなつながりを探索する場でもあるというわけです。

そうはいっても、もちろん一番は子どもたちが興味を持ち、楽しみ、学ぶこと。エコキッズ探検隊では毎年、参加者を対象としたアンケートと追跡調査を実施しており、その結果から、子どもたちがプログラムに満足している様子も明らかになりました。

アンケートによると、参加した子どもの82%が「すごく楽しかった」と答え、「まあまあ」の16%も含めると、参加者の98%が満足したという結果が得られました。また、「また参加したい」という子どもも77%、保護者でも「参加させたい」が85%という高い割合を示し、一度参加した子どもはまた参加したいと考えることも明らかに。その証拠に今年の参加者のうち24%が昨年も参加しているということです。

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エコキッズ探検隊 presented by オテル・ドゥ・ミクニ 三國シェフの味覚の授業

また、参加した子どもの47%がプログラムについて両親に話したいと答えており、93%が「家の人が無駄なことをしていたら、注意してみようと思う」と答えています。保護者は98%がプログラムの内容について子どもに聞きたいと答えており、47%が今後子どもと一緒に生活の中でできる省エネ活動を増やしたいと答えています。

エコキッズ探検隊は子どもが学ぶ場を提供するのみならず、親子のコミュニケーションの機会も提供しているのです。また参加者の多くがプログラムの拡充や日数の増加を望み、意欲的の企業も多いことから、今後もどんどん拡充していきそうですね!

夏休みの恒例行事となった「打ち水プロジェクト」と「エコキッズ探検隊」、気になった方はぜひ来年、ご参加ください!

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