夏休み期間中、小学生を対象に様々なワークショップを開催中の「大手町・丸の内・有楽町エコキッズ探検隊2011」。親子で楽しめて、夏休みの自由研究にも役立つ講座がずらりと勢揃いしています。そこで丸の内地球環境新聞は、気になる講座に潜入取材を決行! 夢中でワークショップに取り組む子どもたちの様子を、レポートでお届けします。
今回潜入したのは、親子で一緒に楽しめる工作ワークショップ「ペットボトルを利用して風力発電機を作ろう」。風力発電と言えば、原発事故後ますます注目が高まっている自然エネルギーの代表格ですが、それをペットボトルで作れちゃうってホント? 開場時間になると、空のペットボトル2つを手にした子どもたちが続々と集まってきました。
まずは先生から、風力発電についてのあれこれを教えてもらうレクチャータイム。日本で可能な発電量、東京近郊の平均風速などのお話から、日本における風力発電普及の可能性を知ります。そして、お待ちかねの工作開始!材料は、ペットボトル2本と、今回特別に用意された製作キットです。
キットの材料からモーター部分を組み立てて、回転するように軸を取り付けます。これには少し力が要り、お父さんの腕の見せ所。くるくると手で回してみて先が赤く光ればOKです。
ペットボトルを切って、プロペラを作ります。均等に切って、広げて......。難しいのは、時計回りにきれいに回るように羽に角度をつけること。モーター部分とつなげて、扇風機の風をあて、回らなかったら調整。これを何度も繰り返します。
くるくると回るようになったプロペラを、ペットボトルの上部に取り付け、最後に尾翼を作ります。尾翼によって、前から風がふいても首が揺れなくなりますが、バランスが悪いと、くるくる回転したりぐらぐら揺れたり......。みんな真剣なまなざしで細かい調整を続けます。
自分だけのオリジナル発電機の完成に、みんなうれしそう。最後は大丸有エリアの環境対策を学んで、ワークショップは終了。エネルギーやエコについても学べる、この夏にぴったりのイベントでした。
「大手町・丸の内・有楽町エコキッズ探検隊2011」のワークショップは、この後もまだまだ続きます。食、音楽、生き物など様々なテーマの講座が目白押しなので、ホームページをチェックして、ぜひ参加してみてください。どの講座も定員がありますので、お申し込みはお早めに!