大丸有エリア内外の連携や協働、横断的な産学連携を促進しながら、環境共生型のまちづくりに貢献する事業を推進・支援するエコッツェリアの会員企業の活動をレポートする【エコッツェリア会員企業NEWS】です。
東京ガス株式会社:
東京ガスが「羽田水素ステーション」で回収したCO2を千葉大学植物工場のトマト栽培施設で利用開始
エネルギー問題がこれまでになくクローズアップされた2011年、多くの会社が省エネや再生可能エネルギーの普及に取り組み、エコカーも大きな話題となりました。
そんな中、東京ガスは以前から「羽田水素ステーション」で燃料電池バスや燃料電池タクシーの社会実証実験を行って来ました。このステーションでは都市ガスから水素を取り出す過程で二酸化炭素が発生します。この二酸化炭素の処理方法が問題となっていましたが、これを分離し、液化したものを植物工場で利用するという実験が千葉大学との共同研究としてスタートしました。
都市ガスから水素を製造する際に発生するCO2を回収して植物工場で有効利用する試みは世界で初めてとのことで、この実験によって都市ガスはさらにクリーンなエネルギーとしての価値を高め、同時に食料生産の新たな可能性を開くことになるかもしれません。
東京ガスはこれに先立って「チャレンジ2020ビジョン」を発表、都市ガスを核にした「分散型エネルギーシステム」の普及促進を目標の1つとして掲げました。今回の実験によって、エネルギーの分散化と食料生産と結びつけば、地域の自立という未来のビジョンが実現される安くなるのではないでしょうか。
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