大丸有エリア内外の連携や協働、横断的な産学連携を促進しながら、環境共生型のまちづくりに貢献する事業を推進・支援するエコッツェリアの会員企業の活動をレポートする【エコッツェリア会員企業NEWS】です。
リデュース、リユース、リサイクルの「3R」を推進する3R推進協議会では毎年「3R推進功労者等表彰」を行なっています。「個人・グループ・学校」分野と「事業所・地方公共団体等」分野で3R推進に功績のあった個人や企業・団体を表彰するというものです。
今年の表彰では、エコッツェリア会員企業の中から、内閣総理大臣賞に株式会社イトーキが、国土交通大臣賞に株式会社大林組(本社設計本部建築設計第二部、東京本店技術研究所再整備2期工事事務所)と大成建設株式会社(25号御堂筋共同溝工事 大成・五洋特定建設工事共同企業体、大成・戸田・京成建設共同企業体 京成菅野工事作業所)が選ばれました。
イトーキの受賞は宮城県石巻市の西北プライウッド株式会社との連名によるもので、「東日本大震災の津波被害を受けた樹木をテーブル、スツールなどの家具に加工し、復興合板を 使用した『復興合板家具』として販売している」実績を評価されたものです。東日本大震災で津波被害を受けた防風林や防潮林は伐採が進んでおり、その面積は仙台湾周辺だけで約1750haにも上るそうです。イトーキでは、この被災木材を再利用することで、がれき処理の低減を行うとともに、収益の一部を「緑の募金」にも寄付しています。
大成建設はシールドトンネル特有の材料・設備の工夫やCRM工法による汚泥発生量削減とソーラー発電によるCO2削減などの活動が評価され、大林組は改修の困難な既存オフィスビルから実験施設へのコンバージョン(用途転換)が評価され受賞しました。
3R推進の必要性が叫ばれるようになって久しいですが、このような活動はそれこそ継続が何よりも重要であると同時に、新たな技術や発想によってより効率のよいリユースやリサイクルの方法が考案されることが重要です。今回受賞した三社の活動はどれもそのような新たな技術や発想によるもの。今後も3R推進の最先端を走って欲しいですね!
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