大丸有エリア内外の連携や協働、横断的な産学連携を促進しながら、環境共生型のまちづくりに貢献する事業を推進・支援するエコッツェリアの会員企業の活動をレポートする【エコッツェリア会員企業NEWS】です。
地球の環境保全のカギの一つであるといわれる「生物多様性」ですが、日々の生活の中ではなかなか意識できないものです。しかし、実は東京の都心部にもさまざまな生物相があり、緑化などによってその多様性を保とうという努力がなされているということは、先月の戸田建設の取り組みでも紹介しましたが、今月もそんな生物多様性保全への取り組みを2件ご紹介します。
1月の会員企業NEWS
1つは大林組が開発した「いきものナビ®」。こちらは主に都市部で生物多様性創出の取り組みを行おうという時に、実際に環境特性の調査を行わなくても簡易に対象地へ呼び込む生き物の予測が可能となるシステムです。これを使うことで、調査にかかるコストや時間を大幅に節減でき、生物多様性創出の取り組みがより促進されるのではないかと言うものです。
もう1つは鹿島建設が開発した「いきものNote」。コチラはiPadのGPS機能を利用して、建設工事現場周辺の生態系を効率良く把握できるというもの。これにより注意すべき工事箇所の把握などが用意になり、生物多様性保全のコストを低下させることができます。
どちらも生物多様性創出/保全を効率化するシステムです。このようなシステムによって一度壊されてしまったら戻すことが難しい生態系の保全が進めば、それが地球全体の環境保護にもつながる、このような身近で手軽に使えるシステムこそいま必要とされているのかもしれませんね。
* 日付はリリース日です。実施日については各リリースの詳細をご覧下さい