大丸有エリア内外の連携や協働、横断的な産学連携を促進しながら、環境共生型のまちづくりに貢献する事業を推進・支援するエコッツェリアの会員企業の活動をレポートする【エコッツェリア会員企業NEWS】です。
約1ヶ月前、3月11日に、東日本大震災から2年を迎えました。発生直後は多くの企業が義援金を送り、ボランティアを派遣し、その様子は報道でも多く目にしました。それから2年、被災地を支援する企業の活動について目にする機会は減りましたが、継続的に支援を行なっている企業も多くあります。今月はそのような企業の1つであるイトーキの2つの取組みをご紹介します。
1つは「東日本大震災から2年~被災地の復旧・復興の取組~」展。こちらは農林水産省で3月11日から15日の5日間、開催された展示会で、イトーキは被災地の復旧・復興の取組として製造している復興合板家具のセットを出展しました。この復興合板家具は被災木材をチップ化して「復興ボード」に加工、それを利用して家具を制作したもので、収益の一部は被災地の海岸林を復興する「緑の募金」に寄付されています。
もう1つは「パートナーシップで拡げる、東北復興ミーティング」の開催。こちらは3月22日に国際森林デー制定記念に開催されたセミナーで、イトーキは「グリーン調達で、東北の森林を応援する」と題されたセッションで「復興ボード」を紹介しました。
2012年に始まったイトーキのこの活動は単に被災地を支援するのではなく、復興の妨げになる被災木材を活用することで復興を促進し、同時に被災地に産業を生み出す取り組みとして注目されているのです。被災地の復興はまだまだ途上、このような取り組みは今後も必要になってくるのではないでしょうか。
「東日本大震災から2年」出展のお知らせ
「パートナーシップで拡げる、東北復興ミーティング」のお知らせ
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