公民協調(P. P. P.)のもと、自由に大丸有地区の将来像を討議する場として「大丸有まちづくり懇談会」を組成し、懇談会で合意したまちづくりの共通の考え方やルールを「まちづくりガイドライン」に示しています。
「大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり懇談会」が発行。行幸通りや丸の内仲通り等の道路空間を活用したイベントの申請手続きをマニュアル化することで申請手続きがより明確化し、道路空間を活用したアクティビティの提案がよりスムーズに実施できます。
「大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり懇談会」が策定する「まちづくりガイドライン」の分野別編として、屋外広告物の掲出に関する大丸有エリアの地域ルールと、デザイン面も含めた審査体制を定め、現行の地区計画や東京都屋外広告物条例等の一般ルールを補完しています。
大丸有駐車協議会では、地域の適切な附置義務駐車場整備と、路上駐車の排除、路外駐車場への誘導などを行い、交通の円滑化と安全性の確保を図ることにより、当地区にふさわしい交通環境の実現に努めています。
「1000年先まで、いきいきとしたまち」であるために、目指すべき未来の指針「大丸有サステイナブルビジョン」を策定。
大丸有エリアがもつ知識の集積とネットワークを活かし、新たな価値創造を世界へと波及させていきます。
毎年7月には、行幸通りを会場に「大手町・丸の内・有楽町夏祭り」を開催。
環境共生意識の啓蒙から始まり、今や大丸有エリアの夏の風物詩となった「打ち水」や、櫓を組んで踊り子が参加する「東京丸の内盆踊り」等、まちを訪れる人々と就業者で丸の内の夏を楽しみます。
大丸有エリアの加盟店舗でSuica、PASMO を使って買い物や飲食をすることで、利用額の1%が環境活動支援の基金となる「エコ結び」。2009年の活動開始以来、参加店舗は600を超え、年間約2,000万円の基金収入は、植林や森林保全、木を通した復興支援やまちづくり活動に活用されています。エリアに集う人々がふだんの生活からむりなくいい未来をつくる、まちの取り組みです。
2015年より「銀座ミツバチプロジェクト」と「日本工業倶楽部」の共同プロジェクトとして、日本工業倶楽部屋上にてセイヨウミツバチの養蜂活動をスタートしました。
その後、丸の内の他のビルの屋上も利用して活動場所を拡大。
2016年7月より「丸の内ハニープロジェクト実行委員会」を組成し、地域の活動として大丸有エリアのコミュニティ形成に貢献しています。
半径およそ3キロ圏内に皇居や日比谷公園など豊富な自然があることから、都市において上質なハチミツづくりを実現。採蜜したハチミツは、エリア内の飲食店やホテルでの食材への活用、マルシェでの販売、そしてハチミツ専門店や洋菓子店とのコラボレーションによる商品化が進んでいます。
本プロジェクトにより、都市養蜂を通じたコミュニティを築くとともに、エリアの豊富な自然と共生する環境都市、健康都市を目指しています。
エリア企業の協賛金で運営される丸の内シャトルは、無料巡回バスです。
大丸有エリアを一周40分のルートで8時から20時までの間、約15分間隔で運行しています。車両はハイブリッドバスを使用しており、人と環境に配慮しています。
「大手町・丸の内・有楽町地区都市再生安全確保計画」の検討組織の立ち上げ以来、様々な分野の防災研究会を催し、より大丸有地区の防災性を高める計画とする運営を行ってきました。研究会の中で、災害時に必要な情報を集約する「大丸有地区災害ダッシュボード」の作成や、ライブ映像と地図情報を重ねる実証実験を行う等、大丸有地区の状況を俯瞰する仕組構築に取り組んでいます。
エリア内のスポットを解説付きで一般向けに案内するイベントを定期的に実施しています。このまちが人々により開かれ、進化を続けていくために、当イベントでは普段は入ることのできないスポットも開放。大丸有のファンを 増やすために、まちを訪れる人々に新しい発見を提供しつづけています。
エリアの情報を発信するまちづくり情報誌「ON!」を毎年度2回発行しています。コンテンツは、大丸有エリアで働く人々へのインタビュー記事をはじめとし、就業者が楽しめるイベントやおすすめスポットの紹介など、様々幅広く発信しています。
エリアの公的空間である、丸の内仲通り、行幸通り(地上・地下)、大手町川端緑道、および千代田歩行者専用道第5号線は、国家戦略道路占用事業の適用区域に指定され、憩いの場や文化交流・経済活動を推進するイベントを実施する場として賑わいを創出しています。
街路灯柱フラッグや街区案内サイン内ポスター等の広告を活用し、エリアの賑わいづくりを行っています。景観向上のためのルールに基づき、エリアの景観を守り、一体感のある快適な街路空間をつくるとともに、広告掲出料としての収入は様々なエリアマネジメント活動の財源となっています。
2017年4月に都心型MICE※1の誘致促進を目的に、大丸有エリアのワンストップポータル窓口として、エリア内でカンファレンス施設、ホテル、ユニークべニュー※2やサービスを所有、運営提供する20団体余で結成された組織です。
リガーレを事務局に、会員団体が連携し一体となって情報発信に努めるとともに、エリア全体でまちのおもてなし力を上げ、MICE誘致促進を図っています。
また、丸の内二重橋ビルにはプロモーション施設として「DMO東京 丸の内 Marketing Suite」を2018年11月に開設しました。本施設を拠点に海外のMICEイベントプランナーを招聘しエリアの視察案内を行うFAMトリップ等を実施しています。新たなユニークべニューやサービスの開発、海外MICE関連商談会等に積極的に参加し、大丸有エリアのMICE開催デスティネーションとしてのプレゼンスの向上とMICE誘致活動を更に加速していきます。
「3×3 Lab Future(さんさんらぼフューチャー)」は、「大丸有サステイナブルビジョン」の実現に向け、持続可能な社会づくりに必要な3 つの要素「経済」「環境」「社会」をテーマに、会社でも自宅でもない第3の場所としてエコッツェリア協会が運営する「サードプレイス」です。連日、環境エネルギーをはじめ、地方創生、女性活躍、生物多様性など、さまざまな社会課題を題材にセミナー、ワークショップを開催。民間企業に加え、行政や大学機関など、業種業態の垣根を越えた多様な人材の交流を生み出すことで、イノベーションの循環を創出しています。多くの記憶や知識情報が集積する大丸有エリアで、創造性の高いコミュニティを形成し、次世代のサステイナブルな社会の実現に向けて未来につなぐビジネスを創発していきます。
大学生と一緒に大丸有のまちづくりを考える「丸の内サマーキャンプ」。
今の大丸有を知り、未来のまちを創造する3日間プログラムです。これからの社会を担う学生が、将来このエリアに求められる機能を考え、社会人向けにアイデアを発表します。多世代が考えるまちづくりに向け、皆で知恵を出し合います。
朝7時台から開校する市民大学として、2009年にスタート。のべ20,000人以上のビジネスパーソンの朝をデザインし、社会課題の解決を目指した自主的なソーシャルプロジェクトへ発展してきました。行政や企業のほか、様々な人との関係を築き、日本中の多くの地域と交流しながら、豊かに暮らすきっかけの場を提供します。
神田と大手町を結ぶ「鎌倉橋」は、関東大震災の復興橋として建設されました。2015年に内神田鎌倉橋町会と大丸有エリア就業者が協力して「橋洗い」を実施。その後は年々参加者を増やし毎年開催しています。大丸有エリアでは、このような他の地域とつながるイベントにも積極的に取り組んでいます。