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1級合格者に聞く!「丸の内検定」合格の秘訣<其の壱>:三小田弘樹さん(株式会社東京国際フォーラム勤務)

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丸の内。
日本のみならず、世界の名だたる企業がオフィスを構える世界有数のビジネスセンターとして、その名は多くの人が知るところです。
ですが、丸の内には、ビジネス街としての顔だけではなく、他にもさまざまな側面があります。

「丸の内」という地名は、この地が城郭の一部であったことに由来し、西を仰げば歴史と緑を讃えた皇居があり、まちを見渡せば時代時代を偲ばせる雄壮美麗な建築物が居並び、美術館やそこかしこにさりげなく展示されたアートは、まちに文化の彩りを添えています。
こうした多様多彩な丸の内の魅力を広く知ってほしいという思いから、「丸の内検定」が2008年に始まりました。

7月11日(日)に開催される第3回の検定試験を間近に控え、過去2回500名の受験者のうち僅か6名という1級合格者 *1 *2 、まさに丸の内の達人3名に、検定合格の秘訣と丸の内のオススメスポットを聞いてきました。

なお、今年の1級合格者は、「丸の内朝大学」秋学期の講座を一つ、無料で受講可能になります *3。みなさん奮ってお申し込みください!

其の壱:三小田弘樹さん(株式会社東京国際フォーラム勤務)

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―検定受験者に向けて勉強法のアドバイスを教えてください。

ズバリ、「一に教科書、二に散歩、三四がなくて、五に当て勘」です。

多くの問題は教科書 *4 から出題されますので、教科書をみっちり押さえておけば、3級には合格できます。試験、教科書というと堅苦しいイメージですが、この本は読み物としてもとても充実しているので、そういう意味で教科書をじっくり読むことをお勧めします。

私は東京国際フォーラムに立ち上げ当初(1995年)から在籍しています、その前も1986年から有楽町で働いていました。ですので、試験勉強をする前からまちの基礎知識はそれなりにあったと思うのですが、教科書をじっくり読むことで、知っていたつもりのいろいろな物事の奥に、実に面白いストーリーがあることを知りました。教科書を読んだら、そのことを確かめにまちを歩きたくなるのではないかと思います。それが、二の散歩につながります。
私自身は、この地区で勤務しているので、毎日のようにまちを歩いていて、まちのどこに何があるのか、まちで何が起こっているのかを肌で実感しています。

教科書で得た知識は、それだけだと文字情報でしかないので、まちを歩きながら実際に確認されるのがいいと思います。知識の定着にも役立ちますし、地理感覚も身につきます。それに、教科書から出題されない残りの問題のヒントはまちに転がっています。まちに何があるか、何が起こっているか、意識して歩くと、いざという時のヒントになると思います。丸の内に来る機会が少ない人は、地図を見て、まちを俯瞰してとらえるといいと思います。私自身も、Googleマップの航空写真をよく見ていました。

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そして、このまち歩きが、五の当て勘にもつながります。私自身の例で言うと、普段まちを歩いていて気になっていたところがありました。丸ビルの1階のある部分の床が、「赤と青」になっていて、何の意味があるのかよく分からなかったのです。

試験当日、丸ビル1階の床に組み込まれたアート"IN FINITO"の色をきく問題が出ました。そんなアートがあることは全く知りませんでしたが、床の色で気になっていたものと言えば「赤と青」だと、当て勘で回答しました。

どれだけ教科書を読んでも、どれだけまちを歩いても、やはり知らない問題は出ます。そうしたときはどうしたって当て勘に頼らざるをえません。ただ、意識してまちに触れることで、当て勘の確率を上げることができると思います。

―そんな、丸の内マスター三小田さんのオススメスポットを教えてください。
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手前味噌ですが、東京国際フォーラムの地上広場が好きです。特に今の時期はとても気持ちがいいです。開館当初は、「無駄なスペースを作って......」といったことを言われたこともありましたが、多くの人が待ち合わせや憩いの場として使ってくれるようになって、まちの役割の一つを果たせているのではと、関係者として嬉しく思います。

皇居を望むスポットとしては、出光美術館の休憩所がお勧めです。特に夕暮れ時、夕陽をバックに皇居と官庁街を見渡す眺望は何とも言えません。入館料は必要ですが、何度も行きたくなる場所です。

あとは、あまり知られていないのですが、このエリアは、大手町から丸の内、有楽町、日比谷、銀座、八重洲方面まで、地下で移動することが出来ます。私は「地下の一筆書き」と呼んでいます。雨の日も濡れずに移動できますし、地下街も充実していて、隠れた名所だと思っています。

*1 受験者数489名、3級合格者210名、2級合格者96名、1級合格者6名(いずれも過去2回合計の延べ人数)
*2 合格基準:3級70点以上、2級80点以上、1級90点以上
*3 詳細はお問い合わせください
*4 『丸の内検定ガイドブック』

第3回 丸の内検定の申し込みは、6月11日(金)まで。
丸の内地球環境新聞で、1級合格者による合格の秘訣を知れば、アナタも1級合格できるかも!?

第3回 丸の内検定

  • 試験実施日時 : 2010年7月11日(日)
  • 受付 午前9時30分開始、試験 午前10時~午前11時
  • 場所 : 丸ビルホール&コンファレンススクエア
  • 検定料 : 3,000円(税込)
  • 申込受付期間 : 2010年4月21日(水)~2010年6月11日(金)まで
  • 合格基準および合格結果の発表 : 3級...70点以上、2級...80点以上、1級...90点以上
  • 詳細 : 丸の内検定ウェブサイト

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