過去のアーカイブ過去のニュース

自分の身は自分で守る。東京で地震にあったときのために知っておきたい情報まとめ

news110401_01.jpgSome rights reserved by 湯川伸矢(しんじょん)

東北地方太平洋沖地震、津波、そして原発事故。東日本は今、歴史上まれにみる艱難辛苦にさらされています。まずは被災者が安心して暮らせるようになり、原発が安定的に停止することが先決ですが、東京に暮らす私たち自身も自分の身を守らなければなりません。

原発から来ているかもしれない放射能も心配ですが、まずは近い未来にまた来るかもしれない巨大地震に対する備えをしっかりしておきましょう。

* この内容は、編集部からの情報提供として記事化しました。今回の記事内容以外にも、さまざまな方法がありますので、お勧め情報などあれば、ぜひ編集部までお寄せください

info@ecozzeria.jp

東京で大きな地震にあったら...

news110401_02.jpg

○ 避難する

あなたが大丸有地域にいたとします。千代田区は全域が地区内残留地区に指定されており、地震によって大規模火災が発生する恐れはないとされています。ですので、他の地域のような広域避難場所はなく、地震が起こったらまず身の安全を確保し、頑丈な建物にいる場合はそのまま待機、そうではない場合は近くの避難所か帰宅困難者支援場所に避難するとされています。

千代田区防災地図(PDF)

news110401_03.jpg大丸有地域で避難する場合には、皇居外苑が最も避難しやすい場所と思われます。多くの方は他の地域に住んでいるでしょうから、そこから帰宅するわけですが、皇居外苑は帰宅困難者支援場所ですので、そこで情報や食料、水などを確保し、帰宅できるようなら帰宅することになります。

○ 帰宅する

帰宅路については帰宅支援マップサービスが便利です。有料ですが、帰宅ルートを作成してくれて、そのルート上で予想される災害リスク、ルートの近くにある帰宅支援施設なども表示されます。

帰宅支援マップサービス

書籍として「震災時帰宅支援マップ」という地図も販売されています。ここにも帰宅支援施設などが掲載されているので、自分の帰宅ルートをチェックしておくことができます。

震災時帰宅支援マップ 首都圏版

news110401_04.jpgサービスや書籍で帰宅ルートを設定したら、一度何かの機会にそのルートを歩いてみるのも重要です。歩きながら「歩道が狭くなっていて危ない」とか、ここのコンビニは駐車場が広いから休憩しやすいとか、どれくらいの時間歩いたら球形が必要になるか、など自分なりの注意点をあらかじめメモしておけば実際に歩く時に非常に参考になります。

○ モノを備える

そして、そのための備えを勤務先にしておくことも重要になります。普段革靴で通勤しているようでしたら、スニーカーなどの歩きやすい靴を置いておき、両手が開くナップザックなどに飲み水やちょっとした食糧、懐中電灯、携帯電話の充電器、ラジオといったものを入れておいて置けば安心です。

防災グッズチェックリスト

news110401_05.jpg「備えあれば憂いなし」という格言にあるとおり、大事なのは準備をしておくこと。もう皆さんしていることかもしれませんが、こんなときだからこそ今一度、確認して置いてください。

○ 放射線に備える

最後に、みなさん気になっていると思う放射線について。この3週間で本当にいろいろな用語が出ていて、状況が変化して、なかなか理解するのが難しいのですが、理解できなくてもまず情報を手に入れられなければ仕方がないので、農産物などへの影響についてのデータが集積されているポータルサイトをご紹介します。

福島第一原子力発電所の事故による農畜水産物への影響~関係府省等のサイトへのポータル~

本当に東京にいて安全なのか?どうなったら東京から逃げるべきなのか?といった具体的な疑問については、素人ながら調査中ですので、「放射能編」でお届けしたいと思っています。

関連ニュース