真剣なまなざしで子どもたちが取り組んでいるのは、そう、ケーキづくりです。
舞台はあの有名ホテル「ザ・ペニンシュラ東京」。8月6日(月)、このホテルのペストリーシェフが先生となり、子どもたちのためのケーキづくり教室「エコキッズ探検隊2012 ペストリーシェフと学ぶ本格ケーキづくり」が開催されました。つくったケーキは一緒に参加したお父さんやお母さんにプレゼント。ソフトドリンクやホテルオリジナルのスイーツと一緒に、その場で味わえてしまうというスペシャルなプログラムです。
さて、どんなケーキができあがったのでしょうか?
甘〜い香りに包まれた現場から、当日の様子をレポートでお届けします!
ホテルの担当者から今日の流れの説明を受けた後は、親子別行動に。お母さんたちはホテルの見学へ、子どもたちはケーキづくりのため、別室へ移動。ここからが、子どもたちにとって真剣勝負の時間です!
ケーキづくりの部屋で子どもたちを待ち受けていたのは、エグゼクティブペストリーシェフの野島茂シェフ。ケーキの飾り付けについて丁寧に説明し、見本をつくってみせてくれました。子どもたちは真剣な表情...かと思えば、この笑顔! 冗談を交えながらユーモアたっぷりに説明してくれるシェフの人柄に触れ、子どもたちもますますやる気になった様子です。
手袋を装着して、いざ、調理開始。この日のために特別に用意されたケーキの土台に、生クリームやフルーツ、チョコレート、クッキーなどを思い思いに飾っていきます。生クリームの絞り方にこだわる子、ケーキの横にも飾り付けをする子、クマの形のクッキーに顔を描く子、などなど、個性も様々。何にも縛られることのない子どもたちの豊かな発想に、シェフも驚きを隠せない様子でした。
最後はチョコレートにお母さんへのメッセージを描いて、完成!
世界にたったひとつしかない、手づくりケーキができあがりました。
自慢のケーキの完成に、みんないい笑顔です♪
完成したケーキはお母さんにプレゼントして、おもてなしをしてあげましょう。別室で待つお母さんのところに向かう子どもたちの表情は真剣そのもの。ケーキを大切そうにゆっくりと運んでいきます。
子どもたちが到着すると、どのテーブルも一気に笑顔と会話で満開に。お母さんに自分のこだわりを説明する子、すぐにフォークを握りしめて食べ始める子、「あーん」と、お母さんに食べさせてあげる子。そんな様子を微笑ましく見つめ、ケーキを味わうお母さんたち。
やっぱり、気持ちを込めてつくったケーキは特別な味なんでしょうね。みなさん、親子のとっておきの時間を、存分に楽しんでいる様子でした。
ケーキでお腹いっぱいになった後、子どもたちは、ホテルの環境への取り組みのひとつ、生ゴミ処理機の見学へ。「ゴミサー」と名付けられたその機械は、微生物の働きで生ゴミを水に変えてしまうもの。ザ・ペニンシュラ東京では、この機械でゴミの廃棄による環境負荷を軽減するだけではなく、水を従業員用のトイレなどに再利用しています。
ホテルでは宴会なども多く、どうしても食べ残しが発生してしまいますが、このような工夫で、限りある資源を大切にしているんですね。華やかなホテルの知られざる裏側に触れ、真剣にメモを取る子どもたちの姿が印象的でした。
最後にはザ・ペニンシュラ東京のマスコット「Peterベア」も登場。お腹も心も満たされ、大満足の様子の子どもたちの笑顔とともに、この日のプログラムは終了しました。子どもにとっても、もちろんお母さんにとっても、夏休みのとっておきの思い出になったことでしょう。
「エコキッズ探検隊2012」では、この他にも「音楽」「食」「工作」「生き物」など、様々なテーマのワークショプを展開中。子どもたちが夏休みにいきいきと遊び、学び、体験できるプログラムが満載です。まだ申し込み受付中のものもありますので、ぜひサイトをチェックしてみてください。