フューチャーセンターは、企業やNPO、自治体、政府など様々なセクターの人が集まり、社会課題解決や価値創造を目指して対話し実践していくコミュニティ活動です。北欧で生み出されましたが、日本国内でも活動が広がっています。 エコッツェリアでは、これまでにも環境テーマを中心に多くのステークホルダーと共に、次世代の社会のあり方について検討をし、具体的な街づくりにつなげていきました。そして、これからは活動テーマを広げ、大丸有地区の企業リソースを活用し、皆にとってより良い街づくりや社会形成を目指します。マイケルポーター氏が提唱するCSV(Creating Shared Value)の概念も取り入れ、テーマを分けて具体的なアクションやビジネス創出を目指します。
シリーズ:「企業・地域の進化を進めるフューチャーセンターのあり方とは」
大丸有エリア共有のシンク&ドゥタンクとして、エコッツェリア協会の活動の裏付けとなる、調査・研究活動を行っています。街づくりのハード面として、ビルディング技術やエネルギーマネージメント、水資源循環、都市緑化などがテーマです。ソフト面では環境教育プログラムや人材育成プログラム開発などを行っています。
都市で働く人達の健康をテーマに、心と体の健康状態を高めるために必要な技術やソリューションを創出していきます。働く人たちが健康になれば会社も検討になり、街全体も健康となっていきます。状態良く働くにはどうしていくのかを考え、そのための具体的な食や運動のあり方を定義し、多様な企業の商品やサービスの活用をめざし、実証実験を通して検証していきます。
森林再生が社会的課題とされる現代において、都市部での有効的な木材活用が自然保護の観点だけでなく、地域活性や雇用創出を生み出します。また、木材に囲まれたオフィスや学校は人々の感性を豊かにさせます。木だらけPJでは、木材の活用の意義について考え、実際に活用範囲を増やしていく活動です。森林を価値ある資源としてとらえていきます。
現在、様々な場面でコミュニティの必要性が言われていますが、都市におけるコミュニティのあり方について議論を重ね、アクションへと繋げていきます。コミュニティには大きく2つに区分され、個人レベルで集まるコミュニティと、会社などの組織が集まるコミュニティがあります。エコッツェリアのある大丸有地区では23万人の就業者がいますが、その人たちが有機的に集まり新しい未来を創造するための仕掛けを考えていきます。さらには、IT技術などを用いた可視化やリアルとオンラインを併用した集まり、社会に役立つ活動を生み出していきます。