2006年から足かけ6年半にわたり復原工事が行われていたJR東日本東京駅がついに完成、本日10月1日、グランドオープンしました。大丸有エリアと日本各地をつなぐ駅は、さらに便利な駅へ、歴史と文化を感じさせる駅へと生まれ変わったようです。リニューアルのポイントをまとめてご紹介します。
東日本旅客鉄道株式会社
海外からの旅行者向けに「JR EAST Travel Service Center」が丸の内北口にオープン。旅行カウンター、観光案内所、外貨両替所、手荷物関連サービスなどを、英語、中国語、韓国語、日本語で対応します。東京駅改札内1階中央通路、東京駅北通路もリニューアル。東京駅改札内1階中央通路は、明るく開放感のあるデザインを採用、店内にはLED照明を設置するなど環境にも配慮した「CentralStreet(セントラルストリート)」に生まれ変わりました。ここに駅弁専門店が登場。全国の有名駅弁をはじめ、店内のライブキッチンで作ったあたたか駅弁などを提供するとのこと。新しい名所になりそうです!
1914年(大正3年)に創建された東京駅丸の内駅舎は、1945年(昭和20年)、戦災により南北のドームと屋根・内装を焼失。戦後、3階建てだった駅舎は2階建てとなって復興されました。
今回の復元工事では、外観を創建時の姿に忠実に再現するほか、鉄骨煉瓦造の下に地下躯体を新設し機能拡大し、巨大地震にも耐えうる「免震工法」で施工されました。
"駅を単なる通過点ではなく薫り高い文化の場として提供したい"との思いから、東京ステーションギャラリーでは2006年の休館以来6年ぶりに「始発電車を待ちながら」展を開催。出品されるのは「東京駅」あるいは「鉄道」という視点から発想された作品。駅での待ち時間の過ごし方に選択肢が増えるのは嬉しいですね。
(開館時間は平日11:00~20:00、土休日10:00~18:00なので、始発電車は待てないようですのでご注意を!)
東京ステーションギャラリー
東京駅丸の内駅舎の2階から4階(一部)に位置する東京ステーションホテル。客室は全150室。駅舎の中央最上部は、宿泊者のみが利用可能なラウンジ「アトリウム」に。朝食はあの天窓の下でいただけるそうです。国の重要文化財である駅舎を存分に楽しめるとあっては、鉄道ファンでなくても一度は泊まってみたいですね!
グランドオープン前日には、早くも駅周辺にはカメラを持った人々が大集合。東京駅見物、しばらく賑わいが続きそうです!
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