「空と土プロジェクト」は、都市と農村が交流しながらそれぞれが抱える課題を認識してともに活性化を目指す、三菱地所のCSR活動の一つ。8月24日(金)、25日(土)に開催された「親子農村体験キャンプ」の模様をダイジェストでお届けします!
完全版レポートはこちら(空と土プロジェクト:親子夏野菜収穫キャンプ)
新宿からバスに乗り込んだ一行が向かったのは、山梨県北杜市の増富地域。まず向かったのが「空土ファーム」です。ここの野菜はすべて無農薬。しかも標高1000メートルという高い場所だから、朝夜の寒暖差により甘く美味しい野菜たちが育ちます。さっそく自然の恵みをたっぷり受けて育った夏野菜(じゃがいも、トウモロコシ、トマト、なす、インゲン)を収穫。収穫した野菜は夕食と翌朝の朝食に変わります!
夏野菜収穫を終えた一行は増富温泉で汗を流し、「みずがき山自然公園」へ。このキャンプ場が、今日のお宿。テントは一足先に来ていた「えがおつなげて」のみなさんが設営してくれていました。
テントに荷物を置いたら、さっそく夕飯の準備。夕食は、お肉を一切使わない野菜たっぷりカレー、夏野菜のサラダ、そして丸ビルのイタリアンレストラン「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ」の総料理長ステファノさんによる特製・桃のデザート。
あたりが薄暗くなってきた頃、まるで時間を見計らったかのようにご飯が炊きあがり、カレーが完成しました。開放的な大自然の中で、さっそくいただきます!
お腹をいっぱいにした一行は、夜の森へとナイトハイクに出かけました。あたりは外灯も家の明かりもまったくないので、懐中電灯が無ければ真っ暗です。しばらく歩いて辿り着いたのは、キャンプ場の上にある広場。
360°大パノラマの満点の星空は圧巻。信じられない数の星たちが瞬いていて、息をするのも忘れてしまうほどでした。盛りだくさんだった1日目もこれでおしまいです。
2日目は朝6:30に起床。お待ちかねの朝食は、北杜市のベーカリーが提供してくれた美味しいパンと、みんなで作ったポテトサラダ、そしてステファノさん特製ミネストローネ。もちろん、昨日収穫した野菜がたっぷり入っています。パンには、地元の料理名人・堀毛さん手作りの特製ジャムをトッピング。
朝食が終わると、お昼に森の中で食べるおにぎりを作り、泊まったテントを片付けて、遊び場へ出発です。枯葉や枯れ枝でできたフカフカのじゅうたんのような山道を歩いていくと、森の広間に抜けました。ここで待っていたのが、森林インストラクターの佐久間さん。枝の無い木に、縄を使って登る「ぶり縄」を教えてもらいます。
「ぶり縄」とは、1本の縄と1本の棒を登る木に巻きつけることでどんどん上に登っていけるという木登りの方法。昔は節の無い木で家を作っていたため、高いところまで木の枝を伐採する必要がありました。そこで林業を営む人が利用していたのが「ぶり縄」の技術。今では「ぶり縄」に代わる優れた道具があるため、使う人はほとんどいないんだとか。
森でたくさん遊んでいたら、時刻はちょうどお昼時。お昼のメニューは自分たちで作ったおにぎりに加えて、丸ごとナスの煮物、インゲンの白和え、ズッキーニのマリネ、小さなジャガイモを味噌と砂糖で炒め煮をした郷土料理「せいだのたまじ」、そして野菜がたくさん入った味噌汁を堀毛さんが用意してくれていました!
お昼ご飯を美味しくいただいた後は、今回のキャンプ最後のプログラム、「川遊び体験」です。転んでケガをしないためにも、裸足やサンダルは厳禁。脱げない靴と濡れてもいい服装に着替えて、いざ川の中へ!
石に生えているコケで滑らないように、川を上っていきます。しばらく歩くと、川の水で美味しそうな「すもも」が冷やしてありました。冒険には宝物がつきもの。えがおつなげての方が用意してくれていたのです。みんなで甘酸っぱい宝物をほおばり、上ってきた川を下りました。
楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。親子農村体験キャンプのプログラムは、これですべておしまいです。
スーパーで袋詰めされている野菜ではなく、自分たちで畑から野菜を収穫したこと。
包丁を握り、火を起こし、みんなで美味しいカレーライスを作ったこと。
空が明るくて星が見えない都会とは違って、息を飲むほど満点の星空を堪能できたこと。
夏でも山の夜は寒いこと。
テント、木登り、川遊びetc
今回のキャンプでは、本当にたくさんの感動を味わい、都会では経験できないような遊びを体験することができました。子どもたちはもちろん、大人もみんな目を輝かせていて、行きと帰りでは顔つきが違っていたことも印象的でした。
完全版レポートはこちら(空と土プロジェクト:親子夏野菜収穫キャンプ)