ワーキンググループ地球大学 Committee・レポート

【地球大学Eating Design Committee】ソリューションの共有(2)

2013年8月29日開催

 8月29日(木)2013年度第3回地球大学Eating Design Committeeが開催されました。食を通じて、さまざまなプロジェクトをアクションに繋いでいく取り組みです。ファシリテーター竹村真一氏(京都造形芸術大学教授)の進行により、前回に続き各社のソリューション紹介と共有が行われました。

各社のプレゼンテーション 食サービスの提供

 電化製品、レストラン、レシピ本、キッチンなど、食にまつわる事業展開されている3社のプレゼンテーションが行われました。

(A社)

  • 本来噛めば噛むほど味がするのがお米だが、すぐに甘味を欲する人が増えた。そのため銘柄もコシヒカリ系が多いのが現状。
  • かまどで炊いて火加減を行うのがやはりおいしい。ただし、吹きこぼれが発生してしまい、うま味成分が逃げてしまう。電気炊飯器ではギリギリのところで調整している。
  • 日本人が誰もがおいしいと感じるのがご飯であるが、味覚が衰えてしまうと、その美味しさを感じられない。美味しいご飯づくり、正しい味覚を感じることの必要性を伝えていきたい。
  • (B社)

    • 食堂経営をしているが、健康サイクルを維持増進するためのサービスとして食の提供の場として運営している。
    • 五感に心地よい食堂のデザインをしている。場所を限定して香りや、BGMもリラックス効果のあるものを流している。
    • 厚労省が推奨している野菜の摂取量に対して、現状はかなり足りていないため、メニューでは野菜を多めに摂取してもらうようにしている。
    • (C社)

      • 現在のキッチンは、世帯によって要件が変わってくるので、それぞれの生活スタイルにあったものを提案している。
      • シンクから排出される水の再利用など、環境面に配慮したものも開発している。
      • 海外では水不足、水の入手が難しい国が多くあり、衛生面での課題が今なお続いている。
      •  後半のディスカッションでは、食に関する課題や生活環境の変化になどについて意見交換がされ、さらには参加企業のコラボレーションの可能性まで話が及びました。

         次回は、10月3日に一般向けシンポジウムが開催される予定です。

地球大学 Committee

21世紀の新たな地球観を提示

科学研究の最前線を交えながら、地球環境のさまざまな問題や解決策についてトータルに学び、21世紀の新たな地球観を提示していきます。 2013年度からは「食」をテーマにした委員会『Eating Design Committee』を立ち上げ、新たな社会デザインを目指します。

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