みなさん、「ベロタクシー」ってご存知ですか?ベロタクシーとは、1997年にドイツで開発された自転車タクシーのこと。運転手1人に対し2人の乗客を乗せられる、人と環境により優しい乗り物として、日本でも全国21都市の都市で運行されています。「車ほど早くは走れない不器用なボクだけど、頑張って生きてます!」といった姿が微笑ましく、街で見かけると私は思わず手を振ってしまいます。
このベロタクシーを運営する特定非営利活動法人 環境共生都市推進協会から、より多くの乗客を乗せられる、まるで動くオープンカフェのような旅客用自転車が発表されると聞き、早速調査に行ってきました。
今回、特定非営利活動法人 環境共生都市推進協会から発表された「PEDI LINE」は、運転手1名に対し4人の乗客が乗れる旅客用自転車のプロトタイプ。Axis designによる車体デザインは、外観は卵形でスッキリとしていながらも、内部はまるでちょっとしたカフェのよう。透明に抜けた天井や白い壁で、4人で乗っても広々と感じられる開放感を出しながらも、足元や背面は絶妙に覆い、気になる外側からの視線をシャットアウト。開放感とプライベート感を絶妙なバランスで実現しています。きれいなグリーンの座席や丸みのあるテーブルもオシャレです!
このPEDI LINEのポイントは、なんといってもテーブルと前側のシートの背に設置されたクーラーボックス。テーブルにはカップホルダーがついているので、みんなでコーヒーを飲みながらおしゃべりをしても安心です。夕方になれば、500mlペットボトル8本が収まるクーラーボックスからビールを取り出し、飲み会へ移動しながら軽くできあがっちゃう、なんて楽しみ方もできそうです。(飲食サービスについては詳細未定)
このPEDI LINEの実走は2011年春からの予定ですが、2人乗りのベロタクシーは今も大丸有地域を巡回中です。大丸有のイベントにあわせて、ベロタクシー無料走行も行われているので(不定期)、こちらもぜひ利用してみてくださいね。
秋の空と風が心地よい季節です。便利な地下道やオシャレなビルの中もいいですが、たまには周囲の環境を感じながらコーヒーやビールを片手に丸の内を一周、なんてリフレッシュもいいかもしれませんよ。