昭和41年の開館以来、千代田区丸の内で出光コレクションを展示している出光美術館では、日本の書画・工芸を中心に年に6~7回、展覧会を開催しています。その美術館で、「日本の美・発見IV 屏風の世界 ―その変遷と展開―」と題された展覧会が6月12日から開催されます。
屏風はもともと中国で風よけの家具として誕生し、7~8世紀頃に日本に伝わったもの。室町時代に紙製の蝶番(ちょうつがい)を使って画面が連続する日本式の屏風が創案されました。日本人の感性に従って変化した屏風は金・銀・雲母(きら)などによる工芸的な装飾を施したり、扇面・団扇(うちわ)を貼り付けるという重層的な構成によって、四季のうつろいが表わされるようになりました。とりわけ金箔は屏風に欠かせないものとなり、桃山時代には金雲や総金箔地による豪華絢爛な屏風が城郭などの晴れの場を彩りました。
今回は出光コレクションより屏風の優品24件、またこれらに関連する絵画や工芸作品25件を一堂に展示。折り曲げる角度によって目前にシーンが飛び出してくるように見えるなど、屏風を追ってみたときの面白さを実感できるような解説パネルなども充実しています。
江戸の歴史を感じられる丸の内地区で、豪華絢爛な屏風を鑑賞して、古の暮らしに想いを馳せてみませんか?
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出光美術館