日本の書画、中国・日本の陶磁器など東洋古美術を中心に展覧会を行っている出光美術館で、9月18日から、ユーモラスな書画を残した江戸後期の禅僧、仙厓の展覧会が行われます。
仙厓は、江戸時代に博多聖福寺の住職として活躍した禅僧で、その晩年には武士や商人、近所の顔なじみから子どもまで、あらゆる階層の人びとの求めに応じ、数多くの書画を残したことで知られています。これらの作品には禅の精神が流れていますが、けっして説教じみることなく、明るく機知に富み、あたたかみにあふれているところが特徴です。
禅とユーモアという一見、対照的なふたつをシンプルな書画の上に融合させた仙厓の作品は、刺激的であると同時に和めもするもの、そんな作品を眺めれば、リフレッシュすると同時に新しい発想のヒントにもなるかもしれませんよ!
〒100-0005
東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階(出光専用エレベーター9階)
出光美術館