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第36回地球大学アドバンス「21世紀のエコ・モビリティを求めて── 自動車社会のリデザイン」開催

21世紀のエコ・モビリティを求めて── 自動車社会のリデザイン

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11月29日開催の第36回地球大学アドバンスのテーマは「21世紀のエコ・モビリティを求めて── 自動車社会のリデザイン」です。自動車と自転車の共存など都市が抱えるモビリティの問題について、世界最速の電気自動車「Eliica」をつくり出した清水浩氏と自転車の活用を推進する小林成基氏をお迎えして考えます。

"クルマの進化から、クルマ社会の進化へ"――現代の交通システムの課題を集約すれば、このように表現できるかもしれません。

環境負荷が大きいからといって、クルマを全否定するわけではない。むしろ住宅やビルで発電・充電した太陽エネルギーで走るクルマ、都市の「エネルギー器官」(蓄電池)としての機能も併せ持ったクルマという新しいビジョンがいま展開しつつあります。

とはいえ、単にクルマのエコ化といった単体としての自動車進化だけを追求するだけでは十分ではない。トータルな交通システム全体の多様化、ベストミックス化がいま問われねばなりません。公共交通や自転車の活用促進、パーク&ライドの整備、徒歩あるいは自転車や車椅子で最低限の用が足せるようなコンパクトシティ化など、都市設計と一体になった交通システムのリデザインが課題となります。JR・東京メトロ、都営地下鉄等の鉄道網が発達するこの大丸有エリアもそのモデルシティとなり得るでしょう。

また高齢化先進国として、5年後には1000万人の高齢者人口を抱えるTOKYO首都圏として、これまでの健康な若者中心の20世紀型クルマ社会と都市デザインを「前提」からリセットせねばならない時が近づいています。今回は電気自動車の開発で世界をリードする研究者、そしてクルマに過剰依存しない都市デザインを追求するソーシャルデザイナーとともに、いま生活者レベルで問われる真の「モーダルシフト」の課題を考えます。

第36回地球大学アドバンス 〔TOKYO SHIFT シリーズ 第8回〕

日時 : 2010年11月29日 (月) 18:30~20:30
場所 : 新丸ビル10 階 「エコッツェリア」
テーマ : 21世紀のエコ・モビリティを求めて── 自動車社会のリデザイン
ゲスト : 清水浩氏(慶應義塾大学 環境情報学部 教授)
小林成基氏 (NPO自転車活用推進研究会(自活研)事務局長)
参加費 : エコッツェリア会員企業に所属の方 無料
* 名刺にて照会いたします。名刺(社員証)を必ずご持参下さい。
エコッツェリア会員企業に非所属の方:2,000円
定員 : 50名
参加方法 : 事前登録が必要です
司会 : 竹村真一氏(Earth Literacy Program代表/エコッツェリアプロデューサー)
主催 : 大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア協会)
協賛 : 株式会社大林組、鹿島建設株式会社、清水建設株式会社、大成建設株式会社、株式会社竹中工務店、戸田建設株式会社
企画・運営 : Earth Literacy Program