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スターバックスが「地球への約束」を掲げて、さらなるリラックス空間に! ~丸の内三菱ビル店、丸の内新東京ビル店がリニューアルオープン

starbucks1011_top.jpgスターバックスコーヒー 丸の内三菱ビル店

スターバックスといえば、全国にあって、いつどこで入っても「変わらない良さ」が魅力----そんなイメージでしたが、じつはジワジワと進化を遂げているのです。アメリカを皮切りに、徐々に生まれ変わりつつあるスターバックス。ついに11月、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)エリアのスターバックス2店舗(丸の内三菱ビル店、丸の内新東京ビル店)がリニューアルオープンしました!

まず掲げたのはアメリカでスタートした「シェアード・プラネット」というプラン。これは、2015年までに全店舗、達成することを目標にしているそうで、丸の内の2店舗はその日本国内での先駆者的役割を果たすことになるのです。
どんなプランかというと?次の3本の柱で構成されています。

  • 「倫理的な調達」
    責任をもって栽培され、倫理的に調達されたコーヒーを仕入れること。
    これによって生産者のよりよい未来と地域環境に貢献します。
  • 「環境面でのリーダーシップ」
    環境負担を低減し、気候変動対策への取り組みを行ないます。
  • 「コミュニティへの貢献」
    パートナー(スタッフ)がお客様とともにコミュニティの絆を深める役目を担います。

このプランは運営面だけではなく、店舗デザインにも取り入れていこうということで、利用者へのアンケートから浮かび上がった要望を反映する形となりました。
さすが丸の内はビジネス街だけあって、7〜8割が近隣で勤めている就業者だそうですが......

「自分だけのパーソナルスペースを確保したい」

starbucks1011_table2.jpgこの要望に対して、店舗設計を担当した満持澄子さんは、1人になれる席を増やしたそうです。具体的には、カウンター席と新しく設置した8人がけの大テーブルに電源を供給するコンセントを設け、ビジネスユースにも対応できるようにしました。大テーブルは1人での使用も可能だし、仕事のミーティングからグループ客まで、利用者が好きに使えるよう考えられたものです。また、小テーブルも丸形から四角形になり、フレキシブルに配置替えできるようになりました。

さらにリラックスできる空間に

居心地のよい空間にするために、「自然素材のものを増やそう」と考えた満持さん。東京産とはいきませんが、木のテーブルを増やし、奥の壁を自然素材のものに張り替えて空間の柔らかみを出したり(三菱ビル店)、使用済みのコーヒーの豆カスを利用したタイルを貼るなど(新東京ビル店)、工夫されています。また、ドリンクを受け取るカウンター(コミュニティ・ハンドオフ)も、合板でできた小さな楕円形のものから長い木製のものとなり、高さも低くなりました。これによって、ドリンクが出来上がるまでの待ち時間が、コミュニケーションの時間になったそうです。椅子がすべてクッション性のあるマット付きになったことも嬉しいですね。

大テーブルは、思い思いの使い方で(新東京ビル店) 思わず長居してしまうコミュニティ・ハンドオフ(丸の内三菱ビル店)
左)大テーブルは、思い思いの使い方で。奥の壁のタイルには使用済みのコーヒーの豆カスが利用されている(新東京ビル店)、右)思わず長居してしまうコミュニティ・ハンズオフ(丸の内三菱ビル店)
地域情報で賑やかなコミュニティ・ボード(丸の内三菱ビル店)
地域情報で賑やかなコミュニティ・ボード(丸の内三菱ビル店)

お客様の要望を第一に考えてのリニューアル。パートナーが地域に根ざしたコミュニティを促進しているのも大きな特徴です。ぜひ壁面に設けられた「コミュニティ・ボード」を覗いてみてください。そこには地域で行なわれるイベントの告知や、お店で発信している情報の数々が紹介されています。また、今まではコーヒーが出来てから呼ばれるスタイルでしたが、新たな「コミュニティ・ハンドオフ」では、これから飲もうとしているコーヒーがどんな生産者によってつくられたか、待ち時間の間に理解の深まる話が聞けることでしょう。大テーブルでは、偶然居合わせた人と思いもかけない会話がはずむかも!?

そして考えられた「環境面」への配慮。リユース、リサイクルすることを念頭に置き、店内でドリンクを飲むときはなるべく陶器のマグカップを使用しています。「丸の内三菱ビル店」だけの付加価値としては、トールサイズのマグカップに「東京」バージョンが登場します。これは、2階建て観光バス「スカイバス」の発着所の目の前ということで、「東京の玄関口」という記憶に残る店になって欲しいという、ささやかな演出なのだそう。

また、改装するにあたって必要になった家具は、すべてを新しくするのではなく、他店舗で使用していたものをメンテナンスしたり、生地を張り替えたりして再利用しています。新しく揃えるとしても、長年使うことをふまえて選んでいるそうなので、年月が経ち、いい味わいが出てくるのも楽しみです。

両店舗とも、大丸有のエリア版エコポイント制度『エコ結び』も導入されているので、会員登録したSuicaやPASMOを使えば知らず知らずのうちに地域のエコやまちづくりに協力できてしまうのもうれしいですね。
『エコ結び』

丸の内エリアのスターバックスがリラックス空間に生まれ変わり、1杯のコーヒーを介してホッと一息。オンからオフへ気持ちを切り替えれば、エネルギーチャージはバッチリ。さぁ、みなさんはどんな使い方をしますか?

各種カードやワイヤレスネットワークが使えるのも、ビジネスマンにはうれしい TOKYOマグカップ
左)各種カードやワイヤレスネットワークが使えるのも、ビジネスマンにはうれしい、右)TOKYOマグカップ

スターバックスコーヒー 丸の内三菱ビル店
千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル TEL:03-5288-9050
営業時間:月~金 - 7:00~21:00、土日祝 - 8:00~20:00

スターバックスコーヒー 丸の内新東京ビル店
千代田区丸の内3-3-1 丸の内新東京ビル TEL:03-3216-3552
営業時間:月~金 - 7:00~22:00、土 - 9:00~20:00、日祝 - 10:00~20:00