12月は地球温暖化防止月間!
12月15日には『地球温暖化防止活動環境大臣表彰』の表彰式行われ、エコッツェリア協会(一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会)が表彰を受けました。これは環境省が平成10年度から地球温暖化対策推進の一環として地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人または団体を表彰するもの。今年は142件の応募の中から29団体と1名が選ばれました。
技術開発・製品化部門では大企業の省エネ技術や新エネ技術が、対策技術導入・普及部門と対策活動実践部門では地域社会や地域企業が協力して省エネ活動に取り組んだり、幼稚園への太陽光パネル設置するなどのユニークな活動が、環境教育・普及啓発部門では教育機関の取り組みによって子どもたちへの環境意識の浸透がうかがい知れるものが多く選ばれる傾向となりました。
「我々には子どもたちへの預かり物であるこの地球を健全な形で次世代に継承していく責務があります。そのためには国・地方団体・事業者・NPOはもちろん、国民の一人一人ができること・なすべきことを実践していくことが欠かせません。
受賞された皆様方の活動はわが国での模範になる活動だと考えています。今後よりいっそうご活躍いただき、全国で地球温暖化防止に取り組む多くの方々の目標になってほしいと期待します。」(松本 龍 環境大臣)
エコッツェリア協会は、『大手町・丸の内・有楽町打ち水プロジェクト』『大手町・丸の内・有楽町エコキッズ探検隊』『丸の内朝大学』などの環境教育プログラムや、『地球大学アドバンス』『丸の内地球環境新聞』『大丸有CSRレポート』などによる環境啓発によるサステナブルなまちづくりが評価され、環境教育・普及啓発部門で表彰を受けました。
受賞者ピックアップ
- 大成建設株式会社、東光電気株式会社(技術開発・製品化部門)
次世代人検知センサを利用した照明・空調の超省エネ自動環境制御システム『T-Zone Saver』(ティー・ゾーン・セーバー)
概要:
『T-Zone Saver』はオフィス内において人の在席状況を正確に識別できる人検知センサと、このセンサから得られる在席情報を活用して空調・照明を最適に制御して大幅な省エネルギーを図るシステム。必要な時に必要な場所だけ照明を点灯し、空調の運転を行うことにより、34%のトータル電力削減が期待できます。
- 東京電力株式会社、川崎スチームネット株式会社
高効率火力発電(川崎火力)で利用した蒸気を供給する省エネルギー・CO2削減の取り組み
概要:
東京電力川崎火力発電所では最新鋭火力発電設備で発電に利用した後の蒸気年間30 万トンを、川崎市千鳥・夜光地区のコンビナート10 社に供給。各社がボイラー等を活用して蒸気を作り出す従来の工程と比較して、年間で約1.1 万klの燃料(一般家庭の約9,500 世帯分)のエネルギー消費量を削減することができ、年間約2.5 万t のCO2 排出量(一般家庭の約4,700 世帯分)の削減につながります。
平成21年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰 受賞者
- 技術開発・製品化部門 3件
・川崎重工業株式会社
・関西電力株式会社・株式会社日立製作所
・富士通株式会社
- 対策技術導入・普及部門 5件
・SRIハイブリッド株式会社加古川工場
・エルピーダメモリ株式会社広島工場
・三洋ホームズ株式会社
・大和ハウス工業株式会社
・那須野ヶ原土地改良区連合
- 対策活動実践部門 4件
・株式会社ローソン
・滋賀県立大学環境マネジメント事務所
・芝浦特機株式会社
・翔運輸株式会社
- 環境教育・普及啓発部門 17件
・石田 昭夫
・くるくる研究会
・黒谷 静佳
・新庄市立沼田小学校
・仙台市立北六番丁小学校
・たいとう環境推進ネット環境学習部会
・田村市立山根小学校
・東京電力株式会社
・徳島県立貞光工業高等学校
・特定非営利活動法人エコロジーアクション桜が丘の会
・練馬区立富士見台小学校
・秦野市立渋沢小学校
・彦名地区チビッ子環境パトロール隊
・広島県福山市立駅家西小学校
・福井市環境パートナーシップ会議
・北海道札幌藻岩高等学校
・稚内新エネルギー研究会
- 国際貢献部門 1件
・財団法人国際環境技術移転研究センター