「くしゃっ」としぼってつぶすボトルでおなじみのミネラル・ウォーター「い・ろ・は・す」の2011年の事業戦略記者説明会がエコッツェリアで行われました。
「い・ろ・は・す」は樹脂使用量を40%削減した国内最軽量のボトルを使用して2009年に発売され、さらに2010年には植物由来の素材を一部(約20%)に使用したプラントボトルを採用しました。2011年1月までに8億本を売り上げ、12,000キロリットル以上の原油使用量削減効果を上げました。
特に注目したいのが「ローカル」。「い・ろ・は・す」は今年のテーマに「Local is Better!(地元って、いいね!)」を掲げています。また、丸の内朝大学の地域プロデューサークラスも、飛騨、沖縄、佐渡へと活動地域を広げるなど、地域活性や地元への愛着はこれからの社会のキーワードになっています。採水地が増えることで輸送距離が短くなり、環境負荷の減少も期待できますね。
最近では、キリンビバレッジの「ペコロジーボトル」、サントリーの「ペコットボトル」など、環境に優しいペットボトルが続々と登場しているうえ、韓国、台湾など海外でも「い・ろ・は・す」と同コンセプトの商品が次々と発売されているそう。日本から始まった環境に優しいペットボトルのコンセプトが世界に広がっていくのはなんともうれしいことですね!
* エコッツェリアは、「環境ショーケース」として環境に関する先進的な実験やまちぐるみの取り組みを行っていくだけでなく、企業や団体が情報を発信しつながりを生むスペースとしても活用されています。