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【環境コミュニケーションの現場】 コミュニケーションの力でポジティブに節電に取り組む「丸の内SUPER COOLBIZ宣言」

企業・団体のCSRとその広報活動の姿を訪ねる【環境コミュニケーションの現場】。今回はこの夏、大丸有エリアが一体となって取り組む「丸の内SUPER COOLBIZ」に積極的に参加する、各企業の事例をご紹介します。

「丸の内SUPER COOLBIZ」は、環境省の特別協力のもとで、電力需給の逼迫が懸念されるこの夏の期間、エリア全体で節電へ貢献することを目的としたキャンペーンです。大丸有エリアの企業や団体、店舗が連携し、エネルギーに頼らないワークスタイルやライフスタイルのアイデアを共有、提案し、コミュニケーションの力でポジティブに夏を乗り切ることを目指しています。

7月19日(火)に開催されたキックオフイベントでは、このエリアで積極的に「スーパークールビズ」の取り組みを実践する企業と店舗、計14団体から"丸の内SUPER COOLBIZ宣言"が表明されました。その内容をハイライトでご紹介します。

環境省スーパークールビズ特設ホームページ

まちの企業の「丸の内SUPER COOLBIZ宣言」

参加企業は大丸有エリアの全8社。スーパークールビズに関するひとことメッセージとともに、各社の環境への取り組みが披露されました。

三菱地所:代表取締役 杉山博孝さん

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大丸有エリアで環境に配慮したまちづくりを進めている三菱地所。丸の内仲通りに木陰をつくる並木の植樹や、気温が28℃を超えると霧を噴き出すドライミストの導入など、まちの随所で涼しさを演出する取り組みを「まちのクールスポット」と名づけ、まちづくりの一環として「丸の内SUPER COOLBIZ」に参加していくと宣言されました。
三菱地所「CSR」

旭硝子:取締役常務執行役員 藤野隆さん

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暑さ寒さを遮断する「エコガラス」などの製品技術や、生産工程の省エネ化で温暖化対策に取り組む旭硝子。藤野さんは、社員の意見をとり入れた、職場におけるポロシャツの裾をスラックスの外に出すクール・ファッションの導入と、夏のピーク時で23%の節電効果がある「エコガラス」の普及という、社内風土と製品の両輪でスーパークールビズを実践する姿勢を示されました。
旭硝子「CSR」

東京国際フォーラム:代表取締役社長 末松建樹さん

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東京国際フォーラムでは、太陽光発電や排水再利用システム、屋上緑化など、環境負荷低減のためのさまざまな取り組みを行っています。涼しげな浴衣姿で登壇した末松さんは、お客さまに「涼しい笑顔」を提供して、より快適な時間を過ごしていただく、と宣言されました。
東京国際フォーラム「環境への取り組み」

東京建物:代表取締役社長 畑中誠さん

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総合ディベロッパーとして環境に配慮した建物・施設の企画、開発、運営を行う東京建物。執務室の照明を70〜80%間引きして業務を行うなど、オフィス内における省エネ化の取り組みを始めています。畑中さんからは、「ビジネスだけでなく、生活全体でクールにしていく」ため、エアコンに慣れて弱くなった体温調節機能を取り戻すために「汗をかくことの勧め」が提案されました。
東京建物グループの環境方針

東日本旅客鉄道:取締役東京駅長 梅原康義さん

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2008年からクールビズを採用し、夏場の駅社員の制服を盛夏シャツとノーネクタイにしたJR東日本。駅長ファッションで登場した梅原さんからは、鉄道そのものの省エネ化はもちろん、東京湾の風を都心に呼び込むための駅設計や、東京駅東海道線ホームの屋根への太陽光パネル設置など、より一層環境への取り組みを強化していくことが宣言されました。
JR東日本「環境活動」

日の丸自動車興業:常務取締役 富田哲史さん

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職員やドライバーのノーネクタイを実践している日の丸自動車興業では、サマータイム導入企業の増加に伴い、無料巡回バス「丸の内シャトル」の始発時間の繰り上げを実施し、丸の内ワーカーをサポートしています。富田さんは、「屋根もなく、空調もない『スカイバス』に乗って、自然の風を感じてもらいたい」と、丸の内でも目を惹く新しいモビリティの楽しみ方を提案されました。
SKY BUS TOKYO

三菱電機:常務執行役営業本部本部長 小口邦雄さん

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電化製品の省エネ性能に加え、製品使用時のCO2の削減、オフィスや工場の省エネ化など、技術で環境への取り組みを推進する三菱電機。小口さんは、節電意識の高まりから普及が進んでいるLED照明を「エコの王様」だと言います。自社の全フロアーの照明をLEDに切り替えたという実績も披露。節電対策としてLEDの普及に取り組んで行く姿勢を強調しました。
三菱電機「CSRの取組」

三菱東京UFJ銀行:副頭取 平野信行さん

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自社の環境負荷低減のほか、環境関連融資にも取り組む三菱東京UFJ銀行では、この夏、支店やATMにおける照明の減灯、エアコン設定温度の見直し、一部施設の休止など、節電への取り組みを強化して営業しています。平野さんが提唱されたのは、ライフスタイルにおける「ONとOFF」というメッセージ。「効率よく仕事を終わらせプライベートを楽しむ」ことが節電につながる、というものです。
三菱東京UFJ銀行「環境・未来世代への取り組み」

身近なまちの店舗からのユニークなメッセージ

さらにこの日のイベントでは、まちの店舗からも代表者が登壇しました。いつも目にする身近な店舗からのユニークなメッセージに、会場からは拍手が沸き起こりました。

イル・ギオットーネ オーナーシェフ 笹島保弘さん

「扇子」...温度を少し高くする代わりにテーブルに京都の扇子を設置する。
イル・ギオットーネ

スターバックスコーヒー丸の内三菱ビル店 ストアマネージャー 向後亜紀さん、アシスタントマネージャー蔵本理沙さん

「タンブラーでフラペチーノ」...体調と環境に配慮して、冷たいドリンクをタンブラーで。
スターバックスコーヒー ジャパン

ティップネス丸の内スタイル 支配人 山下朋恵さん

「改涼ボディ」...熱がこもり、内臓疲労が起こりやすい夏の身体を改良することで、省エネルギーに協力しながら快適な毎日を。
ティップネス丸の内スタイル

P.C.M(Pub Cardinal Marunouchi)三好康弘さん(カーディナル/ミヨシコーポーション 取締役会長)

「P.C.M=Precious Cool Marunouchi」...テラスからの自然の涼しさを店内で感じて、涼やかな時間を。
P.C.M(Pub Cardinal Marunouchi)

Planet 3rd TOKYO 楠本修二郎さん(カフェ・カンパニー代表取締役社長)

「110%」...復興に向かう今こそ、東京で働く私たちは110%の力で働いたり、遊んだりすることで、日本を元気に。
Planet 3rd TOKYO

MARUNOUCHI Bike&Run 白戸太朗さん(アスロニア代表取締役)

「攻める!」...汗をかくことによって、体温が下がり代謝が上がる。敢えて汗をかいて暑さと向き合おう。
MARUNOUCHI Bike&Run

s_coolbiz_09.jpg上段左から、イル・ギオットーネ笹島さん、スターバックス向後さん、ティップネス山下さん
下段左から、P.C.M三好さん、Planet 3rd TOKYO楠本さん、MARUNOUCHI Bike&Run白戸さん

企業発のメッセージでまち全体の取り組みへ

8月31日まで続く「丸の内SUPER COOLBIZ」では、"アイデア"で夏の暑さを乗り切るためのコミュニケーション・キャンペーンとして、さまざまなイベントが予定されています。"我慢"のイメージが強い「スーパークールビズ」ですが、まちの企業や店舗が先頭に立ってポジティブなメッセージを発信することで、人びとの気づきとなり、コミュニケーションが生まれる。そんな、まちが一体となって取り組むキャンペーンとなることを期待します。

「丸の内SUPER COOLBIZ」公式ホームページ

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