東日本震災支援プロジェクトの一つとして、エコッツェリアではこれまで「丸の内朝大学コミュニティアクションミーティング」(4/4~4/6)、「丸の内朝大学特別講座」(5/3)、「ひまわりプロジェクト」(6/26)を実施してきました。
(写真は「ひまわりプロジェクト」 美田園駅(仙台空港鉄道) 8月13日現在の様子)
今回は、震災から5ヶ月が経過し、仮設住宅で生活する被災者が徐々に増えている中、そこで暮らす子供達のメンタルケアが重要となってきていると考え、親子が一緒に過ごし、スキンシップが取れるプログラムとして、大手町・丸の内・有楽町エコキッズ探検隊で人気の「紙粘土の工作プログラム」を8月13日(土)、宮城県名取市の手倉田箱塚屋敷仮設住宅集会所にて行いました。
プログラムの内容は、皆さんに仮設住宅で涼しげに過してもらおうと、チリーン♪チリーン♪と優しい音色を奏でるふうりん♪を作ってもらいました。このふうりんは、透明容器に粘土で絵を描くように盛りつけて、自分流のふうりんを作ってみよう!と言う企画です。
参加者の皆さんは、「ふだん、紙ねんどなんて触ったことないわ~。」と言いながら、夏をイメージしたひまわりや、太陽など、思い思いの図柄をねんどで作り透明容器にボンドで貼り付けていきます。柔らかい粘土は、さわり心地が気持ちよく、こねこねしながら、皆さん楽しそう。子どもたちの表情も真剣です。
夢中になると皆さん無言になり、約1時間ほどでふうりんの図柄が完成。思い思いの図柄ができあがると互いに見せ合い、品評会が始まりました。
最後の仕上げは、表面にニスを塗って防水加工します。残暑が厳しいこの夏、長く涼やかな気持ちを味わってもらおうとスタッフが一つ一つ丁寧に仕上げていきます。
ニスが乾いたらふうりん♪の完成です。お気に入りのふうりん♪を見せてもらいました。
最後はみんなで記念撮影。
お疲れ様でした。
今回実際に被災地を訪れてみて、時間とともに、瓦礫が撤去され、被災した方々も避難所から仮設住宅へ移り、一歩一歩復興への道のりを歩んでいます。
しかし、その道のりは長くまだまだ長い時間が必要だと感じました。
今、私たちに出来ること。それは、被災者に対する配慮はもちろんですね。個人的にはぜひ、多くの方に被災地を訪れて、実情を体感頂きたいと思いました。
震災後、テレビや新聞などで被災地の様子が多くの報道されますが、実際に訪れてみて、津波の威力や被害の大きさ、被災地の被災された方々の気持ちを、その空間に居てこそ感じることが多々ありました。さまざまな立場でさまざまな支援の形があると思いますが、次の世代にこの震災の現実や被災者の思いを伝え、理解させていくべきだと思いました。
今後の更なる支援活動の継続についても検討していきたいです。