「シェフズランチ企画」第6弾は、食いしん坊だったロートレックへ捧げるオマージュ！

丸の内シェフズクラブのシェフによる、日本の「旬」の食材をつかった美味しくて安心なランチが、お手ごろ価格で食べられると毎回人気の、「食育丸の内」プロジェクトの「シェフズランチ企画」。第6弾の今回のテーマはロートレック。来週月曜日よりスタートします！

世紀末のパリを駆け抜けた天才画家トゥールーズ＝ロートレックは、パリのナイトライフで酒とバラの日々を送るだけでなく、毎回嗜好を凝らしたテーマでホームパーティーを開き、新しいもの好きのパリの文化人をあっと言わせていたんだとか。相当な美食家として知られ、レシピ本も残しています。

本日10月13日から始まる三菱一号館美術館「トゥールーズ＝ロートレック」展を機会に、そんな食いしん坊だったロートレックにオマージュを捧げるため、丸の内シェフズクラブから4人のフレンチのシェフが結集、ロートレックのレシピを再現します。

三菱一号館美術館

さらに、美食の国として知られるフランスは食育の先進国でもあります。子どもたちに食文化をきちんと伝えようと1990年にフランスで始まった「味覚の一週間」は、日本の食育のお手本にもなりました。日本では10月24日から始まる今年の「味覚の一週間」のテーマは"うま味"。"うま味"は、日本の食文化を支える重要な味覚であり、"しょっぱい""すっぱい""にがい""あまい"に続く、第5の味覚としてフランスでも注目が高まっています。シェフズランチもこれに賛同し、"うま味"を意識したメニューとなりました。

味覚の一週間

丸の内シェフズランチで、"芸術の秋"と"食欲の秋"を同時に堪能してみませんか？　21日（金）、22日（土）は隣接する丸ビル1Fマルキューブで「青空市場×丸の内マルシェ　秋の彩り味覚祭」もありますよ！

■第1週　10月17日（月）～10月23日（日）

■第2週　10月24日（月）～10月30日（日）

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河野シェフ、山口シェフ、柳舘シェフ、そしてキュレーター林綾野さんも登場したプレス発表会に潜入。
一足お先に試食させていただきました！

"美術作品"を"食"の観点で切り取るキュレーターとして注目されている林綾野さん。林さんからは美食家として、またパリのイメージが強いが実は南仏出身というロートレックの知られざる一面の紹介があり、続いて各シェフから、今回のメニューの企画意図が語られました。
印象的だったのは、当代一流のシェフが口ぐちに語った"味"についてのちょっと意外なコメント。

「味そのものはみんな知っている。重要なのは、考えながら食べるということ」（河野シェフ）
「味だけではなく、香り、彩り、その場の雰囲気、そして知識や個人の体験などすべてが、料理に奥行きや広がりが与える」（山口シェフ）
「美味しい美味しくないは料理だけの話ではすまない。お客様自身の問題なので、僕たちに責任はないんです（笑）」（柳舘シェフ）
なるほど、ロートレックを知り、メニューについてじっくりとお話をうかがい、"うま味"についてもお勉強し、究極におなかをすかせたうえでの試食は、たまらなく美味しかった！　大人にも食育が必要というのを身をもって感じたひとときでした。