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いよいよ今週末開催!『東京マラソン2012』...の前に、「走る目的」について考えてみました。

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東京都心を舞台とした市民ランナーの祭典「東京マラソン2012」が、今週日曜日(2/26)、いよいよ開催となります。2007年から始まり、ランニングブームの火付け役となったこの大会も、今年で6回目。丸の内地球環境新聞では、東京マラソン直前特集として、「走る目的」に着目し、マラソンブームを検証してみたいと思います。

みんなの走る目的は?

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ダイエットのため、純粋に走りを楽しむため、何かに区切りをつけるため......。同じマラソン大会に出場する人でも、走る目的は人それぞれ。3万人のランナーがいれば3万人分の思いがあるはずです。その思いは、辛いとき、歯を食いしばるエネルギーになり、ランナーを支えてくれます。

復興への思いを胸に走る!

例えば、今年の東京マラソンに出場するランナーとして注目されているのが、福島県南相馬市の桜井勝延市長。「走りを通じて諦めないことの大切さを伝えたい」と、震災復興への思いを胸に出場することを宣言しています。

毎年、走る目的がわかるメッセージ入りのTシャツを着ている方を見かけますよね。今年は東日本大震災の復興Tシャツを着用したランナーも登場するかもしれませんね。

ご存知ですか?「チャリティランナー」の存在

一方で、東京マラソンには、他の参加者とは違うナンバーカードを着けたランナーがいることをご存知ですか?彼らは、東京マラソンが昨年より設けているチャリティ枠で出場する「チャリティランナー」。一定額以上の寄付をしてフルマラソンに参加する彼らは、特別なナンバーカードを着けて走ることにより、東京マラソンのチャリティ活動をアピールします。

寄付金は、"つなぐ"をテーマに活動する協力団体に寄付されますが、今年はその50%を東日本大震災の復興支援金に充てることが決定。チャリティランナーたちは、それぞれの思いを胸に、スタートラインに立ちます。今年は700人を超える応募があり、東京マラソンのホームページには、申込者の方からのメッセージも掲載されています。見学の際は、特別なナンバーカードを探してみてくださいね。

東京マラソン「チャリティ"つなぐ"」

急増中!「何か」のために走るマラソン大会

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ひとりひとりが思いを抱いて走るマラソン大会。最近は、大会としてのコンセプトが明確で、みんなでひとつの目的に向かって走るものも多く開催されています。ここでは、東京周辺で開催されるものを中心に、いくつかご紹介したいと思います。

世界の子どもたちに贈るRUN

例えば、多摩川河川敷マラソンコースで毎年開催されているPARACUP 世界の子どもたちに贈るRUNは、そのひとつ。フィリピンの孤児院の教育資金を集めるためのイベントとして2005年に始まり、世界の子どもたちを支援することを目的に毎年開催されています。大会の収益は、共催の複数NGO団体によって、エイズ孤児、児童労働、人身売買など様々な状況下にある子どもたちのために使われます。今年も4月8日(日)に開催予定。ボランティアも多く活躍し、声援と笑顔が飛び交う大会です。

PARACUP 世界の子どもたちに贈るRUN

2人1組で社会的弱者の孤立化を防ぐ

2人1組で走るスタイルで、全員完走を目指すのがOne for One 皇居マラソン。ニートなど、社会的弱者の孤立化を防ぐことを目的に毎年開催されており、今年は先月1月7日に、被災地復興を目的とした第5回大会が開催されました。合い言葉は「ひとりはひとりのために」。遅い方にあわせて走るため、一人では完走が難しい人も走り切ることができるとのこと。失業中や生活保護の受給者、被災者は参加者が半額となる仕組みもあり、多くの人に対して開かれた大会となっています。

One for One 皇居マラソン

難病の子どもたちに夢を届ける

ボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」が開催し、今年で18回目を迎えるのが、夢の島チャリティマラソン大会(4月30日開催予定)。最高10kmのコースで、初心者でも気軽に参加できるのが特徴の大会です。「メイク・ア・ウィッシュ」は、難病の子どもの夢を叶えるお手伝いをすることを目的とし、インターナショナルに活動するボランティア団体。大会の全収益は、3歳から18歳未満の難病を抱える子どもたちの願い事を叶えるための活動資金に使われます。

夢の島チャリティマラソン大会

今年はチャリティも!まもなくエントリー終了「丸の内駅伝」

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様々な大会をご紹介してきましたが、忘れてはいけないのが丸の内駅伝(3/18開催予定)。みなさんはもうエントリーしましたか? 丸の内のオフィスワーカーが4名1組となってゴールを目指すこの大会も、今年で4回目を迎えます。

今年は、丸の内エリアの東日本大震災復興支援活動「元気!FOR JAPAN.」の一環 として、参加費の一部が一般財団法人ラン・フォー・ピース協会に寄付されます。また、参加者に配布されるタオル、マフラー、襷は、同協会を通じて宮城県気仙沼市の繊維工場や内職を行っている被災者の方々が製作。さらに、皇居周辺ランナーサポート施設等連絡会(事務局:千代田区観光協会)が行う啓発活動の費用としても役立てられます。

エントリーは2月29日(水)18時まで。まだの方は、お急ぎください!

走る目的は人それぞれ。この記事ではチャリティ関連が多くなってしまいましたが、もちろん個人的な思いを持って走る方も多いと思います。マラソンを走り切った後には、体験した方にしかわからない、特別な感動と達成感が待っています。あなたも走ることで、胸に秘めた思いを表現してみてはいかがでしょうか?

箱根に負けないドラマあり!? オフィスの仲間と襷をつなぐ「丸の内駅伝2012」参加チーム募集