来たる7月26日 (月)に開催される第30回地球大学アドバンスのテーマは、「TOKYOが日本の森を元気にする」。
森林とは縁遠いものに感じられる「都市」ですが、間伐材を健全に循環させ、森を育てるためには、木造住宅、家具、製紙などへの間伐材の有効利用と、それを大規模な需要に基づいて安定的に流通させる、森と都市の両方が組み込まれた「地域間連携」のデザインが肝要です。
そのデザインは、丸の内で始まった「生グリーン電力」が日本の電力のグリーン化と風車増設をうながす役割を果たすのにも似て、東京をはじめとする都市に暮らす私たちの生活から、地方および日本全体のソーシャルデザインをより良いものにしていくものになり得るかもしれません。
今回は、ゲストに東京芸術大学教授で建築家の北川原温氏と三菱地所ホーム株式会社の小沼伸太郎氏を迎え、北川氏が推進する宮大工の「木組み」を生かした木造プレハブ住宅のシステム化、それによる地産間伐材の循環利用の試みについて掘り下げます。
「生グリーン電力」とは?
日本初!「生グリーン電力」で、新丸ビルの全電力が再生可能エネルギーに!