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「インターン生がみる大丸有」 その2~丸の内パークビル(丸の内ブリックスクエア)

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数々の環境先進的な施設を有する大丸有。エコッツェリアの夏のインターン生・専修大学 法学部法学科3年 桐谷正敬さん(写真右)によるレポートの2つ目は、今話題の丸の内パークビル(丸の内ブリックスクエア)です。

「インターン生がみる大丸有」 その1~JAビル スカイガーデン


int1008_photo09s.jpg JAビルの「スカイガーデン」の次は、有楽町マリオン前の風力・太陽光発電を行う柱を見学。その後に、丸の内パークビル周辺に足を運んだ。ここの「丸の内ブリックスクエア」は、バラなどの様々な草花や噴水、彫刻を配置している一号館広場と、三菱一号館をレンガや窓のガラスなど、より当時のものに近くなるように改修した美術館を備えた新しい商業施設です。その一号館広場では、ドライミストが設置されています。気温28度以上、風速2m/秒以下、降雨なし、湿度70%以下の条件の時に、体感温度を下げ、暑さをやわらげるために運転するそうです。さわっても濡れない程度の霧状の水が出る柱が設置されています。しかしドライミストが出るはずの緑に覆われた柱からはミストはまったく出ていませんでした。そのためベンチもあったのでしばらく座って待つことに。

int1008_photo10s.jpg ちょうど一号館広場を訪れた時間帯がお昼の時間だったということもあり、周りにはお昼を食べながら談笑している人たちの姿が見られました。やはり緑を取り入れた広場というものは、それだけで憩いの場になるものなのだと、緑の重要性を改めて実感させられました。

1時間ほどしても、ドライミストはついに出なかったので仕方なく一号館広場を後にしました。ブリックスクエアから新丸ビルに向かって丸の内仲通りを歩いている途中、新丸ビルの裏の辺りで同様のドライミストを噴霧するであろう柱を見かけました。しかしここでもドライミストの噴霧を体験することはできず、非常に残念でした。

ドライミストが見られなかったので、その代わりに何か環境に対する取り組みを見学しようと思い、ふらふらと歩いてみると、新丸ビルの脇に、緑に覆いつくされた自転車置き場を発見しました。小さいながらも、壁面緑化と言っていいでしょう。

int1008_photo11s.jpg また新丸ビルの7階には、緑を取り入れたテラスがあるというのを聞いたので行ってみました。最近の猛暑のせいか実際に利用しているお客さんはいませんでしたが、ここではお店で注文した料理を、テラスでも食べることができるとのこと。冷房の効いた室内の方が涼しく快適ではあったが、テラスでも、東京駅の方から皇居に向かって吹いている風が大変心地よく、もう少し気温が下がったテラスでランチをとってみたいと思いました。

今日一日、大手町・丸の内・有楽町のまちの「スカイガーデン」やドライミストといった環境への取り組みを見学してきましたが、率直に言っても、「このようにまち全体をあげて環境への配慮を行っている地区は他にはないのではないか」と思うくらい素晴らしいと感じました。今後も大手町・丸の内・有楽町という日本の経済の中心地に、緑や生き物などの自然と一体化したオフィス街として作り上げいくことを今後とも期待するとともに、自分もその計画に参加したいという希望を持つことができた、今日はそんな一日でした。

丸の内パークビル(丸の内ブリックスクエア)

所在地: 東京都千代田区丸の内2-6-1