エコッツェリアの会員企業のCSR担当者が集まって、よりよい「環境コミュニケーション」のあり方とは何か、そしてそれをどう伝えていけば良いのかをワーキングショップ形式で考える環境コミュニケーションワーキング。
今年度後半のカリキュラムは、参加者が自社のCSRのポスターを実際に制作、冊子「エコのまど」としてまとめ、さらにはパネルにして展示発表会も行うという、盛りだくさんの実践編。1年にわたるワーキンググループで学んできたことを活かし、各社で社内での環境意識向上や自社のCSR活動理解促進に役立ててもらうほか、社外のステークスホルダーとのコミュニケーションツールとしても活用していただこうというのが目的です。
12月16日、1月18日の2回にわたって行われた、ポスター制作ワークショップの模様をリポートします。
まず、参加者の皆さんにはワークシートが配られました。
最初にコミュニケーションの目的を設定、次にコミュニケーションのターゲットとなる層が現在どう考えているか、そして今後はどう考えてほしいのかを整理していきます。最後に、この現在から今後へと意識の変化を起こさせる「ひとこと」を最後に記入すれば完成。この「ひとこと」がコピーとなります。
最初の10分間で個々人で会社のコピーを考えワークシートを記入、5分でグループ内共有し、フィードバックをもらい、最後の5分で発表するといったセッションを繰り返します。
ポスターに使う予定の写真なども持ちより、各グループ文字通り膝を突き合わせ、真剣な面持ちで議論。広報やCSRのご担当者が多いため、皆さんトークはお手の物ですが、コピーにするには長すぎる...と、落とし込むのに苦戦されている様子。「説明したい背景がたくさんあるのに、一文で表現しなければならない!」そんなところにジレンマがあるようです。しかし、グループのフィードバックをもらってセッションを繰り返すうちに、ぐんぐんとブラッシュアップ。「グループでやることで、たくさんのインスピレーションをもらえる」
「頭がカチカチで最初どうしていいかわからなかったが、こなれてくると楽しい」
と、良い刺激になったとの声多数。
なかには、「みなさんレベルが高い。これは精進しないと。会社に帰って練り直したい」
なんて、闘志むき出し(!?)の発言も聞かれました。
「皆さんがどんどんステップアップしているのが、僕も嬉しい。このワークショップは、CSR場面に限らず生かせるスキームなのでぜひ活用してください。「エコのまど」完成に向けて、一緒に高いところにのぼっていきましょう」
との鈴木氏のコメントでこのワークショップは終了。