10月29日に竣工式が行われた新しいオフィスビル「大手町フィナンシャルシティ」。どんな飲食店が入っているのかな、などと気になっている方も多いかと思いますが、その中にあの聖路加国際病院が最新鋭の機器を揃えたクリニック「聖路加メディローカス」をオープンしました。聖路加国際病院110年の歴史で初めて築地・明石町の外に作ったクリニックというこの施設は大手町という立地ならではの様々な工夫がなされたものです。会員制の健康サポートと外来診療を2つの柱とするこのクリニックは、大丸有で働く人たちにとってとても役に立つ施設になりそうです。
聖路加メディローカス
まず、多くの人に便利になりそうなのが、外来診療。これは誰でも受けることができ、英語を話せるスタッフも常駐しているということなので、大丸有のオフィスワーカーには心強い限りです。所長の沼口雄治先生も「ローカスという言葉は中心という意味も持ち、地域の医療の中心になろうという思いが込められています。聖路加の伝統を守った誠実で丁寧な診療はもちろん、外国からのビジネスマンを含めあらゆる人が不自由なく診療を受けられるような環境も整えました」と話します。婦人科に関わる診療にも力を入れているということなので、働く女性の強い味方にもなります。
そしてこのクリニックが何よりすごいのが検査機器です。日本に5・6台しか無いという最新のPET-CT(GE Discovery PET/CT 690)はPETとCTを融合した検査機器で体内の位置情報をより正確に画像化することを可能とした機器。
MRI(Philips Ingenia 3.0T)は開放感のある検査環境を実現し撮影時間も大幅に短縮、CT(GE Discovery CT 750 HD)は被曝量を従来の約10分の1におさえ、マンモグラフィ(Philips MicroDose Mammography ™)も低被曝量で撮影が可能な機種を選定しています。
そんな最新の検査機器が力を発揮するのが人間ドックです。このクリニックでは人間ドックを健康サポートの一環と捉え、会員制で人間ドックの受診から運動サポート、医療連携、栄養指導など様々なサービスを一体化して提供するそうです。
中でも運動サポートはフィットネスを設置し、トレーナーが常駐、体の状態に合わせたトレーニングメニューを提案し健康をサポート。医療機関の中にトレーナーが常駐する本格的なトレーニング施設は初めてとのことです。
入会金などなど諸費用はさすがは聖路加国際病院というなかなかの金額なので、個人で会員になるのはなかなか難しいかもしれませんが、健康はお金に変えられない!ですからね。法人会員の制度もあり、周辺企業との提携も検討しているとのことなので、会社に掛けあってみてください。ちょっと調子が悪いなという時は迷わず外来へ