2018年8月6日(月) 18:00-19:30 (懇親会19:30-21:00)
3×3Lab Future(さんさんラボ フューチャー)
東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・JXビル 1階
(東京メトロ、都営地下鉄大手町駅(C10出口)より徒歩2分)
http://www.ecozzeria.jp/about/accessmap.html
どなたでもご参加いただけます
2,500円(村を潤すSpedagiのコーヒー + インドネシアのフード&ドリンクつき)
デザインを学び、ジャカルタでデザイナーとして働いていたシンギー・カルトノ氏が、「未来の衝撃 原題:Future Shock(アルビン・トフラー)」の一節に触れたことをきっかけに村に戻り、グローバル資本のマスプロダクションから離れ、国際市場で戦える製品を村のリソースで作ることを手始めに、都市部の輝かしい経済成長の影で疲弊していたど田舎の村をデザインの力で「誰も見たこともない、一番かっこいいことができる場所」にするまでを語ります。
イベント的な村の活性化でなく、これから先も続けられる社会の仕組みを作り出すデザイン運動 ”Spedagi”(スぺダギ)。そのシンボルが、シンギーがデザインし、ローカルな素材で手作りされる。spedagiバンブーバイクです。今や、バンブーを始めとする村のリソースが、自分たちの仕事をも作りだすサステナブルな資源である事が理解され、様々なプロジェクトがスタート。バンブー林で行われる朝市には毎回数千人もの人が訪れるまでにもなっています。
今回、会場にはこのSpedagi Bamboo Bikeも展示、そのプロダクトとしての魅力にも触れることができます。
翻って、少子化の日本では、これから都市も含めて全体的に人が減り、過疎化していきます。すでに現象として地方が疲弊している中、デザインに何ができるのか。一人のデザイナー、シンギーの想いによって始まったSpedagiを、日本で実践しているのが日本のサステナブルデザインの第一人者・益田文和氏です。山口県阿東地区でスタートしたSpedagi Japanの活動の「いま」をお聞きし、今後の日本の暮らしを再構築する「地方」の可能性について考えます。
Spadagiから生まれた、「村を潤す」美味しいコーヒー付き。懇親会ではインドネシアのフードとドリンクで乾杯しましょう!
◆Speaker Profile:
・Singgih.S.Kartonoさん(シンギー・カルトノ)
1968年ジャワ島、カンダンガン村出身。バンドン工科大学卒業後、2年で村に帰る。未来にとって村が重要な意味を持つとの信念から村で働くことを決意する。彼が開発した木製のラジオやステーショナリーのmagnoブランドは世界的に知られている。彼は市場の要求に応じてデザインするのではなく、社会や環境への配慮が開発の動機となる事がお多い。Spedagiバンブー・バイクは単なる乗り物ではなく、村を元気にする運動のアイコンであり原動力なのである。
・益田文和さん(ますだふみかず)
1949年東京都出身。東京造形大学デザイン学科卒業後、フリーのインダストリアルデザイナーとして様々な製品のデザイン開発やデザイン振興に関わってきた。1990年代以降はエコデザイン及びサステナブルデザインを専門領域として研究開発やデザイン教育に携わる。2013年にオフィスを東京都心から山口県の山の中に移転。株式会社オープンハウス代表取締役。一般社団法人スペダギジャパン理事。キッズデザイン賞審査委員長。環境省グッドライフアワード実行委員長。
◆主催:公益財団法人日本デザイン振興会
◆協力:エコッツェリア 協会/一般社団法人スペダギジャパン
◆お申し込みはこちらから:
https://spedagi.peatix.com/
2018年7月19日~8月5日(日)12:00