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【レポート】持続可能で豊かな未来を目指して。大丸有で学び、世界に飛び出すDay2

「丸の内サマーカレッジ2024」2024年8月14日(水)〜16日(金)開催

4,8,11

丸の内サマーカレッジ2024の2日目が始まりました。この日の講義は、アメリカからオンラインで登壇しグローバルに活躍される方と、自身のキャリアを模索しながら地域や社会のために活動する方々を講師に迎え、多様性について学ぶプログラムとなりました。午後からはグループの仲間とともに未来を考えるワークショップが始まります。朝早くから会場に集まる参加者の皆さんは、初日の緊張感も和らぎ、リラックスしている様子が見られました。

<2日目のプログラム>
・講演3「グローバルな視点を体感しよう」
・・・桝本博之氏(B-Bridge International, Inc. /President & CEO)
・講演4「多様な働き方を知ろう」
・・・後藤彩氏(MYSH合同会社 南相馬支社長 *2024年10月27日よりMYSH株式会社 福島浜通り支社長)
・・・阪井祐介氏(MUSVI株式会社 代表取締役/Founder&CEO)
・ワークショップ1 テーマ検討

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講演3 「グローバルな視点を体感しよう」 桝本博之氏

講演3 「グローバルな視点を体感しよう」 桝本博之氏

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会場前方のスクリーンに、シリコンバレーからの中継がつながりました。ご登壇いただくのは桝本博之氏です。桝本氏は、日本の大手企業に入社後、1996年にシリコンバレーのバイオテックスタートアップ企業からヘッドハンティングを受けて渡米。その後、グローバル販売の統括として世界43か国の販売代理店整理を行い、2000年にシリコンバレーでB-Bridge Internationalを設立しました。現在は、バイオテック関連の事業は卒業し、日本企業の支援やアントレプレナーシップ醸成などに関わっています。

冒頭で桝本氏が話したのは、「インタラクティブなやりとり」と「プロアクティブな姿勢」でいてほしいということ。どちらも、イノベーションやビジネスを生み出し、世界とビジネスを行うためには重要な姿勢です。自分の意見をしっかりと持ち、マインドセットをしてほしいというゴールの共有から、講演が始まりました。
今日に至るまで、いくつもの決断を行ってきた桝本氏。モットーにしているのは、「悩んだときに、悩まない」ことです。ファーストキャリアとなった大手企業への入社、阪神・淡路大震災、シリコンバレーへのオファー。その時に興味があること、感じたことに対して素直に決め、挑戦してきました。そのために雑学を含めて多くの知識を身に付け、決断を悩まないようにしてきました。ときには時間をかけずに思い切ってやってしまうこともあったといいます。シリコンバレーでは企業の売却、すなわちEXITを経験し、そこから自身も、同僚も含めて起業をし、挑戦を続けてきました。自身の経験もあるからこそ、ぜひ学生のうちからチャレンジしてほしいと伝えます。

桝本氏が在住するシリコンバレーは、カリフォルニア州北部にあるサンフランシスコのベイエリアに位置します。地名はよく耳にしますが学生の皆さんはこの地をどう思っているのでしょうか。インタラクティブなやりとりを目標にするこの講演では、さっそくグループワークを行いました。「シリコンバレーで思い浮かべるものはなにか」「イノベーションはどういう意味か」について近くの人と話し合い、発表します。「IT系の大企業やベンチャー企業が集まっている」「半導体のチップが谷底に埋まっている」、「イノベーションとは、新しいものが生まれる」「活発に動く場」など自由な意見が飛び交い、桝本氏はどれも良いですね、と頷きました。

「僕は、今までなかったことが短期間に一気に起こることをイノベーションだと思っています。新しい技術が生まれ、新しいルールができ、いきなりゼロから1、1から100が生み出される。短いタイミングでバンバンと動くことです。今、10年後にやろうと思っていることは、10年後は斬新なものではありません。新しいことをやろうと思ったら、今からやらないといけない。イノベーションとは、必要なことを短い時間で生み出すということでも間違いではないと思います」

すでに浸透したスマートフォン、Uberのほか、自動運転ができるWaymo、2026年には空を飛ぶ車にも許可が下りる予定です。桝本氏はアメリカのスピードに対する日本の現状に少し危機感を抱いているようです。

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300万人ほどが住むシリコンバレーでは、アジア人の活躍も目立ちます。桝本氏は、エンジニアの6~7割はアジア人ではないかと思うほどだと言いました。実際に著名な企業創業者を数多く輩出しており、Zoom創業者のユエン・ジェン氏、Google共同創業者のセルゲイ・ブリン氏、Yahoo共同創業者のジェリー・ヤン氏など、世界的に活躍する外国人起業家の名前を挙げることができます。成功企業の創業者の多くは移民一世であり、1800年代末から20世紀初頭には、ワイナリーを経営した長澤鼎(ながさわ かなえ)、飛行機を用いた稲作で名を残した「ライス王」の国府田敬三郎など日本人移住者も成功を収めていました。

カリフォルニアではかつて金鉱が発見された際に「ゴールドラッシュ」が起こり、金を求めて多くの人が集まりました。次第に、金を掘る人と、その人達を分析してビジネスを生み出す人の姿も見られるようになりました。どちらの価値観も認めつつ、自分がどちらにいたいかを考えても良いのでは、との桝本氏の呼びかけに学生も真剣な表情。

「今でもシリコンバレーは、アメリカ全体の特許の20%が生まれる場所でもあり、ベンチャーキャピタルも注目するエリア。人・モノ・金・情報が集まり循環している場所でもあります。もし新しいものを生み出したければ、違う人と出会って、違う場所に行くことも必要ではないでしょうか」

人の考えはみな違いますが、その違いが価値を生み、イノベーションを起こします。

一般的にアントレプレナーとはゼロから事業を生み出す創業者を指しますが、何かにチャレンジするマインドを持つ人のことも指すのでは、と桝本氏。シリコンバレーにはイノベーションを生むエコシステムも存在しています。アドバイスするメンター、育成支援を行うインキュベーター、ビジネス拡大の支援を行うアクセラレーター、投資家であるインベスターと、役割があり、ゼロから事業を起こすアントレプレナーに対して支援する仕組みができています。

「何かチャレンジするときに必要なのは人的ネットワーク。これはスティーブ・ジョブズのメンターだったビル・キャンベルから言われたことです。ネットワークを広げるためには、自分の得意なこと、苦手なことを明らかにし、強みをアピールして弱い点は助けてほしいと伝えることです。好奇心も必要ですね。好奇心があれば『なぜ』と聞くことができます。また、人に興味を持ち、『人を好きになること』も大事。1人を嫌いになると10人から嫌われる、10人を好きになると1人から好かれると思っています」

さまざまな国の人が集まるシリコンバレーには常識はありません。日本では人と異なる意見を持ち、尖ることで常識がないと言われることもあります。しかしシリコンバレーでは、世の中の人と自分とでは認識が異なることが当たり前。だからこそ自分の意見を持ち、伝え、他の人がどのように考え物事を見ているかを聞き、コミュニケーションを通して多様性を理解する必要があります。そのためには、異なるコミュニティに入ることはもちろん、家族ともたくさん話をして聞いてみることも大事です。

「何が大事なのかというと、『マインドセット』が大事だと思います。シリコンバレーのような文化を構築するためには、People,Process,Placeの3つの"P"がポイント。実践的な知識とマインドセットを持つこと。失敗よりもまずはやってみて、『なぜ失敗したか』を振り返り次に活かしていく。そして、交流の多い場や普段とは違う場で作業を行うことで新しいアイデアが生まれます。そこで多様性を知り、失敗しても次につなげて、何度も挑戦を続けるのが大事です」

桝本氏は、この3日間で結ばれた縁を大切にし、シリコンバレーに興味を持った人はぜひ一度はアメリカに出てきてチャレンジしてほしい、と熱いメッセージを送りました。

今を大事にすること、人とのつながり・ネットワークが大事ということ、人に興味を持って話しを聞いたり、質問をしたりすること。持続的で豊かな未来の作り方やグローバルな視点を学んできましたが、午後の講演では自身の考えをもとにキャリアを選択していく2人の講師からさまざまな働き方について知る時間です。

講演4-1「多様な働き方を知ろう」 後藤彩氏

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MYSH合同会社で南相馬支社長として事業推進を行う後藤彩氏。「自分の楽しいを日本の元気に」をミッションとした企業で、現地社員2名での事業立ち上げから関わり、現在は移住相談窓口の運営・発信・イベントなどさまざまな活動をしています。

後藤氏のファーストキャリアは、外資系の製薬会社でした。学生時代は勉強と合気道に熱を注ぎ、もともと課題感を持っていた医療分野で、現場の医師や看護師とも話せるような経験をしたいという視点で入社を決めました。ところが、2019年の入社後に新型コロナウイルスの影響でリモートワークが始まり、仕事のやり方を少しずつ身につけてきた時期に訪問を自粛しなければならず、外との繋がりが絶たれてしまったような思いを感じるようになりました。改めて、どこでどんな人と働きたいかということを考えたときに、MYSHでの働き方がフィットし、転職と南相馬市への移住を決めました。

MYSHは地方創生と働き方改革(自己実現)を東京・福島県南相馬市・奈良県奥大和地域などで実践しているまちづくり会社です。後藤氏のMYSHとのつながりは、学生時代にMYSHが経営していた日本酒バーでアルバイトをしていたところからでした。当時のMYSHは渋谷・神田・目黒で飲食店を経営し、地方創生に興味がある人が集い、イベントやコミュニティをつくり、地方の魅力を発信する場づくりを行っていました。2021年の南相馬支社設立から、移住に関する事業を始め、今では知り合いだけでも年間200人が継続的に訪れています。

「南相馬市は2011年の東日本大震災で被害を受けつつも、勢いと変化がある土地です。この南相馬市のまちづくりを行い、外から人を連れてくるのが今の仕事です。南相馬を知ってもらい、関係性を深め、現地を訪れてもらい、定着してもらうためにさまざまなことをしています。現地に住む人、訪れる人がともに愛着が持てるようにと思っています」

南相馬を知ってもらうためにSNSなどを駆使して発信を行うほか、体験プログラムを年間10件運営し、興味を持ってもらうきっかけづくりを行っています。

image_event_240815.005.jpeg多くの人との関わりを通じて、自分自身の成長も感じると語る後藤氏

南相馬への来訪をしやすくするため、会社の事務所として一軒家を借りて、知り合いが来たら泊まってもらっています。事務所は、訪問のハードルが下がったり、仕事に関わりのある人を招いて宴会を開くことができたりと、拠点となるようなスペースです。また、地元の人たちと一緒に手入れを行う畑もあり、地元の野菜やパクチーなどを売ることで関わりを作っています。南相馬に集まる人たちとのイベント写真からは、和気あいあいとした雰囲気が伝わります。

「東京にいるよりもいろんな人が集まるのがすごく面白いです。拠点があって、私たちが暮らしていろんな活動をしていると、再訪しやすくなるのではと思っています。ときには訪れた方がお知り合いを連れてきてくださることもあります」

自社運営しているInstagram「よりみち」でも、日々の生活の様子が投稿されています。後藤氏の役割は「とにかく南相馬で私たちがこういう活動をしています」という発信をし続けて、共感する人たちが集まり、来てくれるようなきっかけをつくること。若いマネージャーをはじめ、思いを持つ人達がいきいきと活躍する様子が見られます。

学生の皆さんへのメッセージとして、「偶然のつながりで関わった機会を楽しんで、そこに乗って行ってほしい」と後藤氏。その思いは、自身が学生時代にアルバイトをしていたMYSHの日本酒バーでの経験からでした。サラリーマン等と複業で働くスタッフが集まって経営していたバーは、個々が働く選択肢を広げる場所であり、後藤氏にとっては、仕事とバーを両立して働く先輩社会人の方とともにどのようにお店を運営していくかを語り合い、ときには責任者としての機会を得たことは大切な経験でした。後藤氏は社会人になってからも定期的に活動に参加し続け、南相馬市のプロモーションイベントを運営するなど活動を続けるなかで転職を決めました。南相馬市・MYSHに本気で取り組みたいと思う仕事や仲間がいたので移住をしたこと、どこでも働けるスキルや事業経営を学べる場所が南相馬にあると思ったと当時を振り返りました。

「大学時代のときに少しだけMYSHに関わったほんの小さな接点がきっかけになり、今は南相馬市で旗振りをしています。自分たちがいることで、次にまちで新規事業開発をやろうと思っている人や事業を立ち上げる仲間が集まってきました。」

南相馬に移住をして、この事業を始めて本当に良かったという後藤氏。会社がチームとして大きくなる過程を一緒に日々話し合いながら進めていける日々がものすごく貴重だと話しました。

「プロフェッショナルとして働いていくための視点を学んでいると思います。今は取り組みをやりきる力、コミュニケーションをどう築いていくか、一つひとつの取り組みに対して顧客目線でどのように伝えていくかを勉強しています。浜通りでの事業を成功させるとともに、自分自身も、より研ぎ澄ましていきたい分野を見つけて、次のステップへ進んでいきたいと思います」

最後に、参加者に向け、この3日間で得られたこと、興味があるところに飛び込んでほしいと後藤氏。「偶然のつながりで関わった機会を楽しんで、そこに乗っかってほしい」とエールを送りました。

講演4‐2 「多様な働き方を知ろう」 阪井祐介氏

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MUSVI株式会社 代表取締役 Founder&CEOの阪井祐介氏は、ソニー(現ソニーグループ)に入社し、20年以上の研究開発で培った技術でテレプレゼンスシステム「窓」を開発、2022年に会社を創業しました。初めの頃は身近な家族やチームに実証実験に協力してもらうところから始まったプロジェクトでしたが、実験に参加する企業などが増え、今ではオフィスや医療・介護などの幅広い領域で、距離の制約を越えて人同士がリアルに会える方法を模索しています。

コロナ禍でオンラインでの授業や打合せが当たり前になり、時間や距離などの制約を考えると便利ではあるものの、オンラインでは感じられない物足りなさもあります。阪井氏は、リアルとバーチャルを二項対立にせず、リアルに会うという考えを遠隔に拡張できたら面白いのではないかと考え、「窓」を開発しました。"あたかも同じ空間にいるような自然なコミュニケーションができる"を体感してもらうために、3×3Lab Futureにも「窓」が設置されています。さっそく会場から全国各地にいる方(講演では徳島県神山町の神山まるごと高専、大分県別府市の神田温泉、「Zoomオンライン革命!」の著者である茨城県土浦市の田原真人氏)と「窓」でつながりました。複数拠点がリアルにつながる様子に、学生も興味津々です。

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「僕は旅が大好きです。日常の生活のなかに旅のようなものを溶け込ませたら素敵だなと思って『窓』をつくりました。最近になって、大学生のときの就職活動の応募用紙を見てみたら『人と世界をつなぐ"窓"みたいな端末をつくりたい』と書いてありました。だから今皆さんが感じたこと、思っていることが、もしかするとそのまま将来のビジョンになることもあると思います」

会社員時代から20年かけてウォルター・ベンヤミンの「アウラ」という概念をずっと思い描いているという阪井氏。場所と場所が常につながり、目的がなくてもゆるい関係性でつながっていく可能性について研究を続けた結果、今の世の中に欠けているのはマズローの5段階欲求の「親和欲求」を満たすことではないかと考えました。「社会とつながり、自分が必要とされている」感覚を持つことで心温かくなるような効果が「窓」にあることも分かりました。このようにロジックだけでは説明できないことは実証実験を行い、現場で確かめてフィードバックをまとめていきました。

 「ビデオ会議で単に言語的な情報が入ってくれば良いのではなく、より深い信頼関係をも作っていく必要がある場合に『窓』を使っていく。また、隠岐島などの子どもが多い地域に『窓』を置いて東京や海外とつながり、交流できる場を設けています。都市部に行かなくても関係性ができるということを感じて、地域の活性化にもなればと思います」

現在では大手総合建設会社の現場やコンビニエンスストアでも利用され、また、病院など医療現場でも雰囲気が伝わることでより満足度が高く正確な診療を目指すことができます。小児病棟での面会が難しい家族の付き添いや、産婦人科での立会い分娩、介護施設での看取りまで、会話だけは足りない部分を補い、人と人、人と命の距離感を近づけたいと語り、「いのちをちかくする」という価値を広げようとしています。

image_event_240815.008.jpeg「窓」では等身大の相手と目線を合わせてインタラクティブなやりとりができる

「アイデアを持って仲間を集めて起業をすること、事業を始めるまでも大変でしたが、立ち上げた後も難しいことはたくさんありました」と阪井氏。創業時は全財産を投入し、在籍していた会社は1人で退職するつもりでしたが、仲間も一緒に退職して参画してくれたと語ります。25年の歳月をかけて会社と培った信頼や意気込みを見て、ソニーグループ株式会社からは技術・IPライセンスなどのフォローを、セーフィー株式会社(株)、SREホールディングス株式会社からもサポートを受け、創業にこぎ着けました。

「事業を始めるときは本当に大変ですが、多くの人に広まるとこれまでにない新しい世界を創れるんじゃないかという期待が拡がって、投資やパートナーも現れてきます。日本でも新規事業に挑戦する人たちを応援する機運が高まってきている今の時代はチャンスなのでぜひトライしてほしいです」

新規事業を行う上では「事業成長の可能性を示す初期の実績」としてトラクションが必要です。「窓」は、国内はもちろん海外への周知を行うほか、クリエイティブ拠点と3×3Lab Futureをつないだ実験を行うなど様々な機会を設けています。自分が信じているものに共感してくれて、使ってくれる人を1人でも増やしていくことが重要です。

最後に、学生へのメッセージを送りました。

「隠岐島に水平線と地平線がぼやけてみえる摩天崖という名所があります。補助線を引くことで、空と海が分かれますが、線を引くことで壁ができてしまいます。チャレンジをする上では、ぼやけたところにチャンスがあります。知識があっても判断しきれないこともあり、そこを超えていくことに意味があると思っています。その境目にうまく乗り込んで、それを超えていくチャレンジをしたいし、皆さんにもして欲しいです」とメッセージを送りました。

後藤氏の地方創生に主体的に関わりチャレンジしていく姿、阪井氏の大企業でのキャリアの積み上げ、そこから独立した経験、また、人と人との距離を超えたコミュニケーションに向けての取り組みや思いに学生の皆さんも刺激を受けたようです。感想のシェアタイムは盛り上がり、質問も飛び交いました。

午後の講演後は、3日目の発表に向けてのワークショップが始まります。最終日に「このような社会を実現したい」「このような大人になりたい」ということを発表するために、まずはテーマ検討から始めます。個人の意見をグループワークで共有し、アイデアを出していきました。

image_event_240815.009.jpeg真剣な面持ちの学生たち。それぞれの意見を共有し、3日目の発表に向けてグループでまとめ上げる。

自身のこれまでの経験や、講師の話も踏まえて何をしていきたいかを真剣に考える姿が見られました。自分たちだけではなく、社会全体にとってもプラスにするためになにができるのか。ほぼ初対面のメンバーと意見を交わし互いを理解するのには時間もかかります。2日目の終了時間を越えても、自主的に残って考えをまとめる姿が見られました。

多様性を認めることは今回のサマーカレッジでも重要なテーマのひとつです。一人ひとりが持つ個性を認めて活かすこと、人の気持ちを動かすためには目の前のことに思いをもって取り組み言葉にすること。学校から離れて、社会の第一線で思いを持って活動する人達との出会いを経て、明日の発表ではどのようなアイデアがきかせてくれるのでしょうか。

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