イベントCSV経営サロン・レポート

【レポート】都会と限界集落がつながり、価値を共有する社会へ会員限定

2017年度第2回CSV経営サロン 2017年8月8日(火)開催

「CSV経営サロン」では、「環境」を軸としつつ、社会問題の解決をどうビジネス視点で取り組んでいくか、検討を続けてきました。7年目となる今期のテーマは「東京オリンピック・パラリンピック(以降オリパラ)」と「持続可能性」についてです。

第2回の本サロンでは、オリパラ関連の報告に加え、地球環境と人々の暮らしを持続的なものとするためすべての国連加盟国が2030年までに取り組む目標である「持続可能な開発目標(SDGs)」の17の分野のうちから、No15「陸の豊かさも守ろう」というテーマをピックアップして、その中でも「森林資源の活用」を中心に議論が交わされました。高齢化や過疎化で地方の農業や林業の担い手が減少を続ける中、資源をいかに活用し、どうビジネスに結び付けて持続可能な開発を行っていくのか、切実な課題に対し知恵を集約します。

冒頭を飾るのは"道場主"としておなじみの、主宰者・小林光氏(エコッツェリア協会理事、慶應義塾大学大学院特任教授)。「2020年をしっかり迎えるため、そして、それ以降の社会のためにも、今日はみなさんで知恵を出し合いましょう」と、穏やかな口調で参加者に語りかけました。

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持続可能性に配慮したオリパラの実現には課題が山積

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CSV経営サロン

2011年からサロン形式でビジネスに関する様々なプログラムを提供。発足当初から小林光氏に座長を、2017年からは吉高まり氏に副座長をお願いし現在に至っています。
2015年度からは「CSV経営サロン」と題し、さまざまな分野からCSV経営に関する最新トレンドや取り組みを学び、 コミュニケーションの創出とネットワーク構築を促す場として取り組んでいます。

小林光氏

座長:小林光 氏

東京大学先端科学技術研究センター研究顧問 /
教養学部客員教授

慶應義塾大学経済学部卒(1973年)、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士、博士(2010・2013年、共に工学)。
1973年環境省(当時環境庁)入省。京都議定書交渉の担当課長、環境管理局長、地球環境局長、官房長、総合環境政策局長、2009年から2011年まで次官を務め退官。
慶應大学教授、米国イリノイ州にて派遣教授、2016年から現在まで東京大学客員教授。その他日本経済研究センター特任研究員、国立水俣病研究センター客員研究員、地方の環境審議会委員や脱炭素対策検討の委員等を歴任。
再生可能エネルギーを主要なエネルギー源とする資源循環型の社会を構築するために必要な価値観の転換、諸制度の整備などに取り組む。


吉高まり氏

副座長:吉高まり 氏

一般社団法人バーチュデザイン代表理事 /
東京大学客員教授/
慶慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授

明治大学法学部卒、米国ミシガン大学環境サステナビリティ大学院科学修士、慶應義塾大学大学院政策・メディア科博士(学術)。
IT企業、米国投資銀行等での勤務を経て2000年より現三菱UFJモルガン・スタンレー証券において気候変動関連の資金枠組みづくり、カーボンクレジット組成などに関与。政府、地方自治体、金融機関、事業会社などに向けて気候変動、GX、サステナブルファイナンスの領域について講演、アドバイスなどを提供し、新たにサステナビリティ経済の推進の実装を図る。

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