シリーズVOICE

【VOICE】清水美雪さん

株式会社メディカルラボパートナーズ 代表取締役

Q1
あなたはいま、どのようなプロジェクト・仕事に取り組んでいますか。また、それに取り組むきっかけについて教えてください。
A1
医療機器業界への新規参入を希望する企業に対し、スムーズに参入できる様、開発の企画段階から上市に至るまで、マーケティング、市場調査、技術データの取得、法規制等、様々な観点からアドバイスを行っています。
近年、人口の高齢化に伴い、一人の患者が複数の疾患に罹患することが多くなり、より複合的な治療が求められる時代になりました。患者一人ひとりの医療ニーズに適した医療機器を提供するには、これまで以上に、ニーズに対して柔軟な対応ができる医療機器開発が必要だと考え、会社を設立することにしました。
Q2
今後やりたいことは何ですか。また、それをやるためにどういった仲間がほしいですか。
A2
医療は、医学的な治療とホスピタリティの複合で成り立っています。医療機器の提供により治療を支える取組みができている為、ホスピタリティの面でも貢献したいと思っています。その一つが、弊社で行っているフラルーンです。
現在、感染予防の観点から生花を持ち込めない病院が増えていますが、生花を好む患者は少なくありません。弊社では、生花を病院に持ち込める様、バルーンで生花を包んだフラルーンを開発しました。このフラルーンを普及させることで病院に四季を届け、患者にホスピタリティを提供したいと考えています。
フラルーンは、生花店で作成してもらい、病院にお見舞いに行く方や売店に送付してもらわなければならない為、個人のお客様に販売ルートを持ち、フラルーンを作成してくれる生花店と一緒に仕事をしたいです。
Q3
3×3Lab Futureでどのような活動をしていますか。
A3
新年会や忘年会などの交流会に参加し、様々な方との出会いを楽しんでいます。また、その様な交流会で出会った方々と、3x3Lab Futureを利用する際に偶然出会うのも楽しみにしています。
Q4
3×3 Lab Futureをこう活用したい、というアイデアを教えてください。
A4
最近、マラソンを始めたので、一度、皇居ランナーになってみたいと思っています。3x3 Lab Futureでもマラソンをしている方がいると思いますので、その様な方々と3x3 Lab Futureを起点に皇居の周りを走ってみたいです。
Q5
仕事や個人の活動において役に立った、おすすめの本を教えてください。
A5
お客様のニーズに対して過不足のないサービスを提供し、納得して料金を支払っていただく為には、サービス内容だけでなく、ビジネスモデルも重要だと思います。
末吉孝生著『事例とケースでわかる ビジネスモデルの基本』(ソシム社)は、様々なビジネスモデルが紹介され、カテゴリーに分類されて整理されています。自社のサービスに使用できるビジネスモデルについて考えやすくなるため、気に入っています。
Q6
仕事や個人の活動において、あなたが大切にしていることは何ですか。
A6
仕事をスピードを持って回していくことを大切にしています。
会社を起業する時、ある方から「起業する時は、これまでの四半期を1年だと思って、その位のスピード感で様々な取り組みをしないと、失敗にハマってしまうよ。」とアドバイスをもらいました。常にその言葉を心に留めて、失敗をすぐに取り戻す様、心がけています。
清水美雪(しみず・みゆき)
株式会社メディカルラボパートナーズ 代表取締役

元テルモ株式会社主任研究員。医学博士、経営情報学修士。開発者として、医療機器開発、医薬品開発、開発部門部門長を経験した後、より患者に寄り添う医療機器を開発したいと考え、2015年に(株)メディカルラボパートナーズを設立。医療機器業界に新規参入する企業の開発コンサルティングを行っている。経済産業省 医療機器開発支援ネットワーク 伴走コンサルタント他、全国の地方自治体における専門家として、コンサルティング、講演活動を行っている。

株式会社メディカルラボパートナーズ

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