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【レポート】世界規模のビジネスアイデア・トーナメント、プレセッション潜入

――1776 チャレンジカップ in 東京 2月24日 <DAY1>

1日目は、ピッチコーチング&メンタリングセッション

2016年2月24日、25日の2日間にわたって、3×3 Lab Future初となるビッグイベント「1776 チャレンジカップ in 東京」が開催されました。

ワシントンD.Cを拠点とした、グローバルインキュベーター・シードファンド「1776」が主催するこの「チャレンジカップ」は、社会問題を解決し、世界を良くするという大きな野望を掲げるスタートアップを世界規模で発掘するためのビジネスアイデア・トーナメント。

世界45都市の1000組以上が参加したローカル・ラウンドをみごと勝ち抜いた135組の中から、今回、JIN(一般社団法人Japan Innovation Network)共催、経済産業省・総務省・文部科学省・米国大使館後援のもとに日本で行われたリージョナル・ラウンドには、日本、韓国、中国、フィリピン、タイの5ヶ国から、選ばれし23組が参戦。この6月にワシントンD.Cで開催されるファイナル・ラウンド「グローバル」への出場権を獲得できるのは、5組です。

1日目の24日は、翌25日に開催されるコンペティション本番に向けて、1776のシニアチームによるピッチコーチングやプロフェッショナルによるメンタリングセッションが行われました。

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1776が求めるスタートアップの素質とは

1776が求めるスタートアップの素質とは

(左)1776アンドリュー・ドイアン氏、(右)JIN専務理事 西口尚宏氏

1776 マネジングディレクター デビッド・ジッパー氏午前中は、1776のアンドリュー・ドイアン氏より1日の流れについての説明が行われたあと、マネジングディレクターのデビッド・ジッパー氏と、JIN(Japan Innovation Network)の専務理事・西口尚宏氏より、参加者全員に挨拶が行われました。チャレンジカップの開催地として日本が選ばれたのは今回が初めて。その開催を実現するために不可欠な協働パートナーとなったのが、JINです。

続いて、デビッド・ジッパー氏より、1776の概要説明と、ピッチについてのプレゼンテーションがスタート。チャレンジカップのピッチの持ち時間は、1組につきジャスト3分。内2分で自身のビジネスについてのピッチを英語で行い、もう1分間は、審査員との質疑応答が行われます。いかに短い時間で、訴求力の高いピッチを披露できるかどうかが、成否を分ける要。"典型的なピッチ"と"効果的なピッチ"を時間の配分で比較して見せるなど、実践的な内容が次々と紹介されました。

「称賛せずにはいられない、人を動かさずにはおかない。そんなアイデアに溢れたスタートアップを私たちは求めています」とジッパー氏。

参加者たちは皆、ヘルスケア、金融、教育など、さまざまな社会問題を解決するべく、すでに市場にサービスや製品を出している企業からの代表者です。トークが進むに連れて、あちこちで質問が飛び交い、それに対してジッパー氏とドイアン氏が答えるというインタラクティブな展開に。「英語が母国語でない人へ、ピッチのアドバイスをお願いします」とJINの西口氏から出たリクエストについては、「可能なかぎり、シンプルに話すこと。そしてゆっくり話すこと。これが一番大切です」と回答。

本場のピッチコーチング&プロによるメンタリングセッション

次は、ジッパー氏、ドイアン氏を筆頭に、3つのグループに分かれて、ピッチコーチング。各参加者が自分のアイデアについてプレゼンテーションを行い、それに対して、他の参加者たちが、意見・質問するなど、どのグループでも活発なセッションが繰り広げられ、コーチからは、各個人に対して、ピッチの内容や話し方などについて、細やかなアドバイスも行われました。

午後はランチを交えながらのメンタリングセッション。広々とした3×3 Lab Futureの空間に響くのは、英語で話す声だけ。グローバルな雰囲気の中、参加者も、メンターたちも皆、真剣な面持ちでした。約4時間に渡って行われたセッション後、海外からの参加者はホテルに戻り、会食。コンペティション本番の明日に向けて、エネルギーに満ちあふれたスタートアップたちの姿が印象的でした。


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