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節電の夏こそ効果を発揮!打ち水プロジェクト&エコキッズ探検隊の報告会

大丸有エリアの夏の恒例行事といえば「打ち水プロジェクト」と「エコキッズ探検隊」。年々規模が拡大しているこの2つのイベントの報告会が10月3日に行われました。今年はいつになく節電が叫ばれるなか、打ち水は本領を発揮したのか?子どもたちには例年通り楽しんでもらえたのか?気になるレポートをお届けします。

打ち水プロジェクト2011

今年も打ち水プロジェクトはメイン会場の行幸通りで、7月29日にはじまりました。この「行幸通り浴衣de打ち水」は参加団体が37から61へと増加、徐々にエリア内の企業に浸透してきていると実感することが出来ました。当日は雨の予報もありあいにくの天気で、打ち水の効果も-0.8℃とわずかでしたが、女優の中村静香さんにも参加いただき華やかな打ち水となりました。

8月3日は三井物産本社前カルガモ池広場で「"カルガモ"打ち水」、4日には東京サンケイビルで「"大手町・縁日"打ち水」、8日には有楽町イトシア前広場で「有楽町打ち水」、15日には「集まれKIDS打ち水」が行われ全5会場で2600人が参加、参加団体数は112団体/社となり、初めて100団体を超えました。

また、丸の内仲通りの路面店の各店舗に桶と柄杓(ひしゃく)を配布し、店舗の方々に自主的に打ち水をしていただく「打ち水Week2011」を今年も開催、83店舗/施設に参加いただきました。

そして、株式会社ウェザーニューズの協力による「打水観測」も今年も実施、7月25日~8月31日の間に実際に各所で打ち水を行った会員からレポートをしていただきました。詳細についてはウェザーニュースのサイトで見ることができますが、それによると、に打ち水で下がった気温の平均は1.5℃で、打ち水をして涼しさを体験できた人は85%とのこと。そして打ち水をしたあと半数の人が「エアコンをOFFにした」ということで、打ち水1回を1回すると、約2時間半分エアコンの節電ができるという結果が出ました。電力不足が懸念されて節電が叫ばれた夏に、打ち水は大いに役立ったということですね!

打ち水プロジェクト

エコキッズ探検隊2011

今年のエコキッズ探検隊はプログラム数は、昨年と同じ20なものの、新規参加企業が4社あり、プログラムの内容が変わったものも13あり、フレッシュな内容となりました。参加人数も1098名と初めて1000名を突破、夏の恒例イベントとして着実に子供たちとその保護者に浸透してきているようです。

参加した子供と保護者を対象にしたアンケートによると、参加した子どもの93%が満足し、「また参加したい」という子どもも78%、保護者でも「参加させたい」が83%という高い割合を示しました。次回参加したい理由としても「新しいことが知れる」が44%、「エコを知れる」が29%とイベント趣旨に沿った形で子供の知的好奇心を刺激しているということがわかりました。

また、参加した子どもの62%がプログラムについて両親に話したいと答えており、保護者も91%がプログラムの内容について子どもに聞きたいと答えています。また、子供の90%が「家の人が無駄なことをしていたら、注意してみようと思う」と答えていて、親の方も子供と一緒にやってみたいこととして「生活の中で自分にできる省エネ行動を増やしていく」を一番にあげており、子供が環境教育を受けることで家族に影響を及ぼすことがうかがえました。

エコキッズ探検隊は子どもが本来的に持つ知的好奇心を刺激し、そこで学んだことについて親子でコミュニケーションを取ることによって、家族へとその影響を広げていく、そのような家族の環境活動の入り口になってきているように思えます。

また、今年は東日本震災支援プロジェクトとして宮城県名取市の手倉田箱塚屋敷仮設住宅集会所で「エコキッズ探検隊in名取」を開催、仮設住宅で生活する親子を対象にプラスティックの透明容器に粘土で絵を描くように盛りつけて自分流の「ふうりん」を作るプログラムを実施、約30名が参加しました。

丸の内でも「地震に強い建設技術が学べるツアー」や「ペットボトルを利用して風力発電機を作ろう」といった震災や電気に関するプログラムを実施、子供たちにとって貴重な学びの場であると同時に、震災の影響を乗り越えて行く場となりました。

短い時間で大きく成長する子供たち、エコキッズ探検隊が少しでもその助けになれれば素晴らしいと思います。来年もたくさんの子供たちの参加をお待ちしています!

エコキッズ探検隊

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