クリスマス、いかがお過ごしでしょうか?丸の内エリアでは、劇団四季をテーマとした「Marunouchi Bright Christmas 2012 ~劇団四季、丸の内をジャック。~」が開催されています。ブリックススクエアにも、劇団四季の舞台をイメージしたデコレーションのツリーが登場、三菱一号館の赤レンガに映えてとても華やかです。
この三菱一号館美術館内にあるCafé 1894で、12月17日に東京藝術大学とタイアップしたクリスマスコンサートが開かれました。先着50名限定で11月上旬に受付を開始したところ、すぐに満席になったそうです。申し込みに間に合わず、残念な思いをされた方も多かったのではないでしょうか。三菱一号館美術館初の試みとなった、ミュージアムカフェでのコンサート開催、その模様をレポートします。
今回の奏者は、東京藝術大学卒業後、国内外の数々の賞を受賞(2011年度藝大アーツ丸の内・街ブランドCD賞も!)しているフルート界のスター竹山愛さんと、ギターの大柴拓さん。
2011年度藝大アーツ、表彰式の模様はこちら。
王道のクラシックに始まり、誰もが耳にしたことのあるクリスマスソング、これもフルートなの!?と思うような音色で構成された、竹山さん曰く"びっくり箱的"なアバンギャルドな楽曲、そして最後はタンゴと多彩な選曲で、あっと言う間の1時間でした。
奏者の息づかいが聴こえる距離で、フルートの音色を堪能できるのは贅沢ですね。明治期の銀行営業室の空間を再現したクラシカルなカフェの雰囲気と相まって、現代ではない、そして日本ではないどこかへタイムトリップしたような不思議な空間、時間となりました。
2層吹き抜けの高い天井のため音の響きもよく、「しっとりとした響きでよかった」と今回のコンサートのコーディネイターである東京藝術大学社会連携センター特任教授瀧井敬子教授も太鼓判。今後のコンサート展開もありそうですね!?
来年で開館から4年目を迎える三菱一号館美術館、2013年も要チェックです!