イベント地球大学

【地球大学】〔食の大学シリーズ 第6回〕 日本の食のサステナビリティ

日時 : 2013年3月18日 (月) 18:30 ~ 21:00

第59回 地球大学アドバンス [食の大学シリーズ 第5回] 未来を食い尽さない「地球食」デザイン ― 世界の海洋の現状と水産資源保全への取り組み。「食」をテーマに開催してきた今年度の地球大学アドバンス、最終回は日本の食のサステナビリティをめぐって総括的な議論を展開します。

概要

開催日時

2013年3月18日 (月) 18:30 ~ 21:00

場所

参加費

2,000円(税込)

プログラム

受付開始 : 18:00 ~
セミナー開演 : 18:30 ~
ワールドカフェ(参加者間での対話) : 19:30 ~
終了: 21:00

申し込み方法

ゲスト

佐藤 卓氏(グラフィックデザイナー、「米の道」展ディレクター)
大澤 誠氏(農林水産省・大臣官房政策課課長)
細川 モモ氏(Luvetelli Tokyo & NY代表 予防医療コンサルタント)

ゲストプロフィール

佐藤 卓(さとう・たく)

グラフィックデザイナー。「米の道」展ディレクター。1979年東京芸術大学デザイン科卒業、1981年同大学院修了、株式会社電通を経て、1984年佐藤卓デザイン事務所設立。さまざまなパッケージ,ファニチャー等のデザインやアートディレクションなど幅広く活動している。

大澤 誠(おおさわ・まこと)

農林水産省・大臣官房政策課課長。農林水産省大臣官房政策課長。1984年東京大学法学部卒業、同年農林水産省入省。在ジュネーヴ国際機関日本政府代表部参事官、農林水産省食料安全保障課長などを経て2010年7月より現職。

細川モモ(ほそかわ・もも)

Luvetelli Tokyo & NY代表。予防医療コンサルタント。栄養学を中心に7年間米国の大学に通い、医療専門家によるチーム「Luvtelli 東京&NewYork」を東京とNYに設立。(株)タニタとの共著『タニタとつくる美人の習慣』がベストセラーに。

モデレーター

竹村 真一
竹村 真一(たけむら・しんいち)
Earth Literacy Program 代表

1959年生まれ。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。現在、京都造形芸術大学教授。生命科学や地球学を踏まえた新たな「人間学」を構想するかたわら、独自の情報社会論を展開。ウェブ作品「センソリウム」や「触れる地球」、地域情報システム「どこでも博物館」など、自ら実験的なメディア・プロジェクトを数多く手がける。近著に「地球の目線」「宇宙樹」「地球を聴く」(坂本龍一氏との共著)など。

竹村 真一プロジェクトサイト『Earth Literacy Program』

モデレーターよりコメント

世界中にスシやマクロビが浸透し、日本食の「世界遺産化」も検討される一方で、食のファストフード化にともなう若い世代の食生活の質、食の意識の低下は実は由々しきものがあります。コメと発酵食品を中心とした「日本食」が健康食のモデルとして見直される反面、その経験資源が家庭や地域や学校給食で、ましてや企業の社員食堂で日本の次世代にしっかり継承されているとは到底いえません。
日本食が世界遺産に登録されても、当の日本人の食生活と感性がその価値を理解できないものになってしまっては元も子もない。食糧自給率の低下や食の安全といった問題以上に、価値観や感性、味覚(舌)、生産現場への想像力あるいは家族や暮らし方の次元での「日本の食のサステナビリティ」が、いま問われているのではないでしょうか?

今回は、アスリートや若い女性の食の実態調査からこうした問題に警鐘を鳴らす予防医学の専門家・細川モモ氏、「日本食の世界遺産化」を推進しつつ「日本人の食生活の再生」にも力を入れる農水省・大澤氏、そして昨年、青山Spiralでの「米の道」展で日本人の基幹食物に新たな切り口で光をあてようとしたデザイナー佐藤卓氏をゲストに迎え、それぞれが取り組む真の意味での「日本の食のサステナビリティ」を考えてみたいと思います。

おりしも大丸有エリアでは「食の大学」を軸に、食と健康をテーマとした新たな拠点づくりの構想もあり、街づくり、都市の新たな価値創造、食を切り口にした地方との協業といった観点からの「食」の重要性にも言及してみたいと思います。

ワールドカフェとは?

カフェのようなリラックスした空間で、メンバーの組合せを変えながら小グループで話し合う対話の手法です。アニータ・ブラウン氏とデイビッド・アイザックス氏によって、1995年に開発・提唱されました。4,5名が一つのテーブルを囲み「問い」について対話します。一つの答えを出すのではなく、さまざまな意見を出し合い自由な発想を生み出します。会場のテーブルには模造紙とペンが置いてあり、気づいたことをメモしたり絵を描いたりすることができます。

そして大きな特徴は一定の時間で「ラウンド」を分け、参加メンバーがテーブルを移り変わることです。同じテーマで対話をしていても、メンバーによって話し合う内容に違いが生まれますが、メンバーを入れ替えることにより、多くの意見が会場全体へと広がっていきます。ラウンドを重ねるごとにその広がりが増していき、新らしいアイデアが生まれたり個個人に気づきが得られます。

ワールドカフェは現在国内各地で活用されており、市民による話し合いや企業のワークショップなどで利用されています。普段顔を合わせない人達が本音で語り合うことで、組織や役割の壁を壊し人々を繋げる効果があります。セミナーと組み合わせることで、講師が話した内容の解釈を参加者同士で補い合うことができます。さらに、自らが言葉を発することで自分ごと化していき、それぞれが明日への第一歩を踏み出す気持ちが強まり、実践へと向かっていきます。

地球大学アドバンス

「食」を中心としたテーマで新たな社会をデザイン

科学研究の最前線を交えながら、地球環境のさまざまな問題や解決策についてトータルに学び、21世紀の新たな地球観を提示するシンポジウムです。「食」を中心としたテーマで新たな社会デザインを目指します。

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