エコキッズ探検隊「ecoアニメーションを作ろう!」が、開催されました。身近な環境問題を考えながら、プロのアニメーターさんと一緒に、エコアニメーションを作ってみようというプログラムです。
「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「friends もののけ島のナキ」、先日公開されたばかりの「ガッチャマン」などの映画をはじめ、テレビアニメ・ゲーム・CMなど、多岐にわたるエンターテインメントの世界で、映像作品を作り続ける株式会社白組。そのアニメーターさんたちと一緒に取り組めるとあって、大人気のプログラムとなりました。
エコをテーマにしたアニメを作るのは、大人でも難しそうです。そこで、まず丸の内地区の環境への取り組みを勉強し、エコを題材にしたアニメーションを見て、イメージを膨らませていきます。その後、どう描くと絵が動いて見えるのかなど、アニメーションの基本を学び、いよいよ製作開始です。
まずはオリジナルのキャラクターを考え描いていきますが、言うは易く行うは難し。ストーリーも考えながら作らなければいけません。20分以上、まったく鉛筆を動かさない子もいるほどです。描いては消しての繰り返しです。
1時間程で個性的なキャラクターが続々と誕生してきました。
つぎはストーリーを考えて、「絵コンテ」を描きます。動画をつくるための設計図的なもので、今回は4コマを場面ごとに描いていきます。そのシーンの説明、台詞や効果音、音楽のイメージなどを書き込む子も見られます。
ここまできたら、アニメーションになる絵を、1枚1枚少しずつ動きをつけながら描くだけです。今回はコピー機等の機器は使わず、すべて鉛筆と消しゴムで。ということは、背景にビルを描いたら、次のシートにも同じビルを描かないといけません。集中力が必要になる作業です。
1枚目のシートを描いたら、その上に白紙のシートを重ね、透かして2枚目のシートを描きます。
(左)ズレずに重ねられるように、「タップ」という道具を使います
(右)透かすために、机が光ります。「トレース台」という道具です。
続々とできあがっていきます。早く終わった子は、台詞の吹き込みや色づけもしました。そして、プロアニメーターさんによる編集が終了し、上映スタート!
みんな食い入るように、できあがった作品を見ていました。
満足げな子、どこか自慢げな子、続きが描きたいという子。さまざまなことに気がつき、学んだのではないでしょうか。
次回は8月24日開催「もりもりキッズinひのはらむら」の模様をお届けいたします。